商売をするうえでは「売り物」が必要になります。その売り物を顧客に販売して、利益を得ることができます。売り物がないと販売することもできないので、商売そのものを続けることが難しくなってきます。
売り物はなんでもいいですが、ほかとは違う要素があるのが望ましいです。ほかと同じものを売っている限り、好むと好まざるとにかかわらず、価格競争に巻き込まれます。体力勝負を強いられて、やはり商売そのものを続けることが難しくなります。
どんなものを売り物にすれば、価格競争に巻き込まれずに済むのか。それは、多くの人が興味を持つところです。具体例を１つだけ挙げると、「志」です。と言っても、これは商品名・サービス名を志にすることではありません。
「何を言っているのか、サッパリ分からない」……
このように困惑している人もいるようなので、少し説明します。顧客への売り物はなんでもいいですが、その根底には「志がなければならない」ということです。
商品やサービスを開発したり仕入れたりするときには、商売を始めたときの志に根差したものにしていきます。同様に、売り方も志に立脚したものにします。
何を売るのであれ、商売を始めたときには「お客様の困ったことを解決していきたい」「お客様に喜んでもらえるものをつくっていこう」といった志があったはずです。決してそれは、「儲けよう」とか「ガンガン稼ぐ」といったものではなかったに違いありません。
その志に根差した商品・サービスを開発したり仕入れたりして、顧客に提供していく――。それは、ほかにはない唯一無二の商品・サービスになります。まさに最大の売り物です。
その売り物を販売していけば、必然的に差別化になります。「ここでしか手に入らないもの」として重宝されて、価格競争に巻き込まれることもなくなります。
また志に根差した商品・サービスであれば、売るほうも自信を持って顧客に勧められます。その志に共鳴した人は必ず購入してくれるようになるし、気に入ればリピートもしてくれます。
「志」こそ、最大の売り物。あなたが顧客に提供している商品・サービスは、志に根差したものですか？
（朝の独り言☆）
本日のオンラインライブ、「ミッションの作り方」について少しでも伝わったのなら嬉しく思います。私は 世界中の成功哲学を学び、国内の古典的な本から学んで、ミッションなくして最幸の人生を送ることができない と確信しました。ただ残念なことに、一流と言われている会社や組織でもミッションを活かせているところがとても少なく思います。
一つの本当に大切なものを理解し 活かせるようになるのは、簡単ではないと思います。来年1月22日キックオフセミナーでは、そのあたりもお伝えできたらと検討しています。
