2021.11.22.

「怖いもの知らず」でいい、、、

「あなたは、『怖いもの知らず』ですか?」

こんなふうに尋ねたら、ほとんどの人は「いいえ、違います」と答えそうです。あなたも、その1人かもしれません。

この言葉には、「無謀」とか「何も考えていない」といったイメージがあるからか、否定的に見られがちです。これは、あまりにも皮相的な見方です。

むしろしっかりした戦略を描き、それに基づいて行動する人が、怖いもの知らず。こう言うと、今度はビックリしてイスから転げ落ちる人もいそうです。

「絶対にムリだ」とか「できるわけない」とか言われることに挑戦する人――。それが、本当の「怖いもの知らず」です。不可能に近いことに取り組むから、無謀なことをする、何も考えていない人だと思われるだけです。

「ムリ」「できない」と言われることを実現させようとするのですから、何も考えていないはずがありません。周りからは無謀に見えたとしても、本人はそう思っていなくて、だからこそ取り組むことを決心します。

ただし、カンタンにできるとは思っていなくて、それゆえに実現するための緻密な戦略を描いています。それは、「これならイケる!」と確信できるまで、何度も何度も考え直したものです。

このように陰では、努力も行動もしています。その光景が明らかになっていないから、周りの人はつい「何も考えていない」と思ってしまうのですが、本人からすれば、何と思われようと気にしていないので、どうでもいいことです。

戦略を描いたら、あとは忠実に行動していくだけです。「できるわけない」と思っている人からすれば、「無謀」に映りますが、本人には確信があります。それを言っても誰も信じてくれないので、黙って実行していきます。

最初のうちは目ぼしい成果がなくても、行動しているうちに徐々に成果が出始めます。1つがうまくいくと、連鎖的に次から次へと成果が出るようなります。それは、戦略を描いて、そのとおりに行動したから――。

「ムリ」「できない」と言われることに取り組むのは、いつでも怖いもの知らず。この人が無謀と思えることを成し遂げたときに、ほとんどの人は「実はしっかり考えていた」とようやく気づくことになります。

(朝の独り言⭐️)
今日の帯広は、最低1度になりました。さすがに寒いという感じです。朝から雨も降っていますが、これから一気に冬めいていくようです。明日は祭日でお休みです。一年中、休みなく地元での診療や移動しての出版、セミナーなどしていますから、祭日は凄く嬉しくなります。ただ週末は、リアルセミナーやオンラインセミナーなど控えていますので、少し話すことを整理したく思います。
渋谷TSUTAYAで、週間一位になりました。