2020.6.10.

あり得る未来を描き出す、、、

 人生で次に何が起こるかはまったく分からないものですが、不思議と「こうなる」と、立てた予測が当たってしまう人がいます。その人に予知能力があるのかと言えば、「YES」です。とは言え、怪しいものではありません。
予測が当たる人は、先を見据えています。その見据える方法が丁寧で的確だから、比較的、「こうなる」と言ったことが現実に起こっているだけのこと。
それなりの知識と経験がないとできないことですが、やろうと思えば、誰でもできることです。
見据えるとは、培ってきた知識と経験をもとに、あり得る未来を自分なりに描き出していくこと。
たんなる分析にとどまらず、とるべき行動まで示しているので、アタマでっかちとは一線を画します。
その精度は、想像以上に高いものです。少なくとも「当たるも八卦、当たらぬも八卦」ではありません。特に難しいことではないですが、ちょっとしたコツがあります。
それさえ押さえておけば、誰もが先を見据えて、適切な行動をとれるようになります。何をするにおいても、「見据える力」があれば、鬼に金棒です。
1つ目は、客観的になる。「こうなる」という予測は、「こうなるといい」という願望や「こうなってほしい」という期待とは異なります。
予測は客観。願望や期待は、主観。この違いは、明らかです。願望や期待にとどまっている限りは、先を見据えることはできません。
2つ目は、目に見えない影響力を考える。売り上げとか販売数といった目に見える数字は、データにアクセスできれば、誰でも入手できます。
その一方で、口コミや話題性といった本音ベースの評価はなかなか入手できないものです。
それを取引先や街中の消費者の会話などから探り出して、「数字以上に評価されている」のかどうかを判断できると、本当の影響力を見抜けます。
目に見えるものと、目に見えないもの両方の影響力を把握して始めて、「こうなる」という先の予測ができるようになります。
予測が当たる人は、霊能者ではありません。客観的で、かつ影響力を見抜ける人だから、先を見据えることができます。
あなたは今日、先を見据えることができましたか。あり得る未来を自分なりに描き出しましたか?