「あの人に頼めば、間違いない」「彼/彼女にやってもらえば、大丈夫だ」……
仕事をする以上、そう言ってもらえる存在になりたいものです。またそう言ってくれる人と仕事をすると、結果としてうまくいきます。
うまくいくから、関係がよくなるのか。関係がいいから、うまくいくのか……。この2つは、ニワトリと卵のような関係です。
ただし、いい仕事をするには、絶対的な条件があります。それがあるから、いい仕事ができるのであり、相手との関係もよくなっていきます。
その条件とは、余裕があること。これは、外すことができません。
余裕と言っても、必ずしも金銭的・時間的・場所的なものを指すわけでもないです。それでは、なんの余裕かと言うと、アタマ・ココロ・カラダ。
この3つの余裕がある人が、いい仕事をします。これに例外はありません。
アタマの余裕とは、その仕事に関することだけに専念して、なおかつ自由自在に発想できる状態。いい仕事をするには、余計なことやほかのことを考えない状態をつくる必要があります。
同時並行で何かをやっていても、1つの仕事に取り組んでいるときは、そのことだけしか考えません。アタマの片隅でもう1つのことを考えているようでは、いい仕事などできなくなります。
ココロの余裕とは、大らかでのびのび、かつストレスがなくリラックスした状態。いい仕事をするには、不安や心配がまったくない状態をつくる必要があります。
何かモヤモヤしたものがあると、集中することができません。そのことを楽しんでやれるようになると、集中できるし成果を上げられるようになります。
カラダの余裕とは、思う存分、自由自在に動かせる状態。いい仕事をするには、ケガや不調なところがなく、コンディションがいい状態をつくる必要があります。
どこか1つでもおかしなところがあると、思っているような仕上がりにはなりません。不調をカバーしようとすると、ほかの箇所を酷使することになり、仕上りもよくない、コンディションも悪化するという負の連鎖が起こってしまいます。
アタマの余裕。ココロの余裕。カラダの余裕。いい仕事をするためには、この3つの余裕は欠かすことができません。