2020.9.29.

うまくいかない原因は、自分がつくっている、、、

「あれさえよければ、うまくいったのに」「あともう少し早ければ、成功したのに」……
 人生というものは、いつでも紙一重。ほんのちょっとの差が、成否を分けたりします。
 もしあなたの現状が思うとおりになっていないとすれば、とても残念なことです。そこには必ず理由があるのですから、「惜しかった」「残念だった」で済ませてしまうのも、もったいなさすぎます。考えられるうまくいかない原因は、次の2つ。
 1つは、偶然。たまたまケガをしたり何かが故障したりして、うまくいかなかったという偶然は、誰にでも起こり得ます。それはいつどこで起こってもおかしくないにもかかわらず、どのタイミングでやって来るのかは誰も分からずにいます。
ほとんどの場合、想定していないケースで起こります。偶然には対処しようがないので、うまくいかなかった場合は「仕方ない」と割り切るしかありません。
してはいけないのは、いつまでも根に持ったり憤慨したりしていること。そういうマイナスな感情を持ったままだと、その後、何をやるにしてもいい影響を及ぼしません。あなた自身が、自分自身をうまくいかない方向に導いてしまうことになります。
 もう1つは、やるべきことをきちんとやっていない。自分自身がしっかり努力も行動もしていなければ、うまくいくはずがありません。これは、結果を出す以前の問題。
実は、「やるべきことをやっていない」にもかかわらず、うまくいかない原因を「偶然」でかたづけてしまう人は少なくありません。「たまたま状況が悪かった」「タイミングがよくなかった」で終わらせて、自分自身の努力・行動不足を顧みずにいます。
なぜならそのほうがラクだから……。偶然のせいにしてしまえば、自分自身が傷つかないで済むし、納得させやすいからでもあります。
もっとも、やるべきことをやらないのですから、いつまで経っても結果が出ることはありません。それは、偶然ではなく必然です。
1回くらいは偶然うまくいかなかったことも、あり得ます。10回も20回もうまくいかないとすれば、それは偶然ではなく、自分自身の責任。やるべきことをしっかりやらないでいるから、いつまで経っても結果を出せずにいます。
うまくいかない原因は誰か/何かといった外に原因があるのではありません。すべて自分自身にあります。
うまくいかないときは「自分に原因がある」と受け止めて、やるべきことをしっかりやっていく――。それが、うまくいかない現状を打破する唯一の道です。