2020.12.1.

うまくできない人には、気づきがたくさんある、、、

何かをやろうとするとき、人は2種類に分けることができます。それは、うまくできる人と、うまくできない人。
どんなことをするのでも、このいずれかに分かれます。もっとも、適性がありますから、あることはうまくできても、ほかのことはなかなかできないということは十分にあり得ます。
その意味では、うまくできる人、うまくできない人がいつも固定されてしまうとは限らないものです。
取り組むものごとがなんであれ、「できない」より「できる」ほうがいいのは、当然のこと。うまくできないのであれば、できるようになるまで練習をするほかありません。それ以外にできるようになる道がないのも、事実です。
できないことは、決していいことではありません。それでは、よくないことなのかと言うと、これはなんとも微妙なところです。
できないことにも、少なからずいいことがあります。こう言うと、ビックリする人がたくさんいそうです。別に「できなくていい」と言っているわけではなく、また勧めるつもりもありません。
あえて「できないメリット」を言おうとすると、1つ挙げられます。それが、「気づきがたくさんある」こと。
できない人は、できる人よりも多くの気づきを得るチャンスを持っています。決して負け惜しみで言っているのではありません。
「これはどうやるのかな?」「これができると、どんなプラスがあるのか?」「これができないと、次に移行できないけれど、なぜこの順番になっているのだろう?」……
できない人は、できる人なら疑問にも思わなかったようなことに直面します。うまくできない人だからこそ、感じる疑問というものがあります。
たとえて言えば、できる人は急行で移動するに対して、うまくできない人は各駅停車に乗っていくようなものです。
急行に乗っていたら細かいところまではハッキリ見えない景色も、各駅停車ならじっくり観察することも可能。それは、うまくできない人に与えられた「特権」とさえ言えます。
うまくできない人には、たくさんの気づきが与えられます。その特権は限られた人にしか与えられないので、「できない」からと言って、卑屈になることもないのです。
(朝の独り言)
各地でコロナ感染拡大に歯止めがかからない状態になっており、北海道も収束など想像できない厳しい状況に、また大阪では、医療崩壊寸前ということです。東京もかなり厳しくなりそうです。
コロナについてインド人の少年の予言が話題になりましたが、まさにその予言の傾向に。だとすれば、これから年末にかけさらに厳しい状況になります。皆さんしっかりと感染予防対策です。