仕事でも学びでもスポーツでも、最初はウォーミングアップをします。
取り組み始めてから徐々にペースを上げていきますが、ずっと集中力が最高潮なまま続けることはできません。人によって異なりますが、集中力が持続するのは1時間とか30分が限度です。
持続時間はながいに越したことはないですが、30分しか集中力が続かないとしたら、それはそれで仕方ありません。30分はとにかく集中して取り組み、ペースダウンしたら3分とか5分休憩します。
その3分か5分の間に、リラックスできれば、集中力はすっかり回復します。次の30分で集中して取り組めば、トータルで1時間集中したことになります。
持続時間が短くても、「30分しか集中できない」と恥じることもガッカリすることもありません。
集中力をうまく発揮できるようになるには、うまくメリハリをつけること。それに尽きます。
そのためには。自分の集中力の持続時間を把握しておく必要があります。その持続時間が「長ければいい」「短いとよくない」ということはありません。むしろメリハリがついているほうが大事です。
集中したら少しでも長く持続させるようにし、ペースダウンしたらリラックスする。また集中したら集中したら少しでも長く持続させるようにし、ペースダウンしたら、リラックスする……。
これを繰り返せば、1日に7時間も8時間も集中することは可能です。30分しか集中できなくても、トータルすれば、こんなにも多くの時間、集中できます。これぞメリハリの魔力です。
断言できますが、1日に7時間も8時間もぶっ続けで集中できる人などいません。長時間ぶっ続けで集中力を発揮しているように見える人は、たんにうまくメリハリをつけているだけです。
「私は集中力がないんですよ……」
そんなことを言う人がいたら、悩みはすぐに解決できます。そう、うまくメリハリをつけるようにすればいいのです。
(朝の独り言⭐️)
今年は、著者10周年ということもあり、出版社をはじめ 色々な方から沢山のお仕事を頂きます。本当に感謝です!期待に応える仕事をしたく思います。