2017.12.19.

きちんと任せる、、、

「これはキミに任せた!」
そう口で言うのは、とてもカンタンです。言うだけなら、誰でもできます。

また実際に任せてみて、想定どおり、あるいはそれ以上の仕上がりになっていれば、言うことはありません。現実にそうなることはめったにないですが……。

任せたにもかかわらず想定以下の仕上がりにしかならないのは、相手が悪いわけではありません。任せ方をきちんとしていなかったからです。

それなのに「もっとやってくれると思っていたのに……」と嘆く人が少なくありません。

任せ方には、しかるべき原則があります。このことを理解していない人は、ことのほか多いものです。

まずは任せるほう、任されるほう双方に共有すべきことがあります。それは、ゴールとデッドライン、そしてコストです。

どういう仕上がりになっているべきなのかというゴールの共有が、意外になされていません。これが共有されていないから、「もっとやってくれると思っていたのに……」が起こります。

ゴールに到着するギリギリの締め切りがデッドライン。ゴールするまでにかかる費用がコスト。

最低限、この3つはお互いに共有されていなければなりません。3つか共有されていれば、かなりの程度、任せるほうの想定どおりの仕上がりになるはずです。

またきちんと共有されていれば、相手がどんなプロセスをたどろうとするのも自由です。

そのうえで任せた以上は、一切口をはさみません。ゴール、デッドライン、コストを共有していれば、口をはさむ余地もなくなります。

あとは相手をトコトン信頼するだけです。トラブルやハプニングがあって相談されたとしても、「自分で考えてやればいい」と言って、背中を押します。

これは、突き放しているのではありません。相手を信頼している証拠です。ここで下手にアドバイスをしてしまったら、任せた意味がなくなってしまいます。

ゴール、デッドライン、コストを共有する。相手をトコトン信頼する。
任せるのに必要なのは、この2つです。それを徹底する人だけが「キミに任せた!」と、キッパリ言うことができます。

(朝の独り言⭐︎
年末の挨拶に来られる方が、たくさんいます。今年も残りあとわずかです。最後まで頑張りましょう。