2019.9.18.

さりげなくファインプレーをする、、!

ホームに突入するランナーを余裕でアウトにするイチロー選手のレーザービーム。抜けたかと思われる打球に食らいつく菊池涼介選手のダイビングキャッチ。盗塁を狙う俊足ランナーを刺す甲斐拓也捕手の正確無比のスローイング……。

野球の花形は、ホームランやピッチャーが奪う三振だけではありません。野手が見せる華麗な守備もその1つ。いわゆる「ファインプレー」が起きたときに、球場は歓喜に包まれます。

ファインプレーは1試合に、何度もあります。同じ選手が続けることもあれば、違う選手が順々に繰り出すこともあります。

このファインプレーは、「偶然の産物」ではありません。日ごろから人一倍守備の練習をしている人が、入念に準備した結果、起こすものです。

また自分のために起こすのではありません。チームの勝利のために起こすものです。

相手チームの狙いやバッターの動き、ピッチャーの状態やキャッチャーの配球などを1球ごとに読んで、「次はここらへんに打球が飛んできそうだ」と先読みして、打つ前からしっかり準備しているから、ファインプレーを起こせます。

予測どおりに打球が飛んできたら、慌てず確実に打球を処理します。

ファンから見たら、「スゴイ!」と驚嘆するプレーも、本人にとっては朝飯前。事前にしっかり準備しているのですから、できて当たり前。

むしろできないほうが「恥ずかしい」とさえ思っています

できて当たり前なのが、ファインプレー。これは、野球に限らず、どのスポーツにも言えることです。

もっと言えば、仕事でも同じ。しっかり準備さえしていれば、ビジネスでのファインプレーは誰もができるものです。

自分が所属する部署や支社、あるいは会社全体にとって、ピンチを脱するとかプラスになるようなことが、ビジネスでのファインプレーです。

それは、自分自身が入念に準備していればできるものです。「たまたまやってみたら、うまくいった」というものではありません。

そういうファインプレーをさりげなくできるようになるのは、実力がついた証拠。同時に、あなたの評価もうなぎ上りになります。