何かを決めるというのは、本来、とてもカンタンなことです。自分が「これだ!」と思ったことを選べばいいだけ。難しくもなんともありません。
それなのに、多くの人が「どれにしようか」「これかな。いや、あれにしよう」と、決められずにいます。今この瞬間にも決めかねている人は、たくさんいるに違いありません。決められないでいる最大の理由は、「結果を気にしている」から。
結果を出したい。できれば人から「スゴイ!」と言われる結果を出したい……。
そんなふうに思ってしまうと、結果を出すための方法論や細かいシミュレーションまで模索するようになり、ますます決められなくなります。あなたも、その1人かもしれません。
その一方で、「よし、これだ!」と、すぐに決めてしまう人もいます。名誉のために言うと、この人は決してそそっかしいわけではないです。
すぐに決められる人は、確かに結果を気にしません。結果に関心がないのではなく、気にしても「仕方がない」と思っています。
結果が「出る/出ない」を気にしていたら、いつまで経っても決めることは難しいです。それは、すぐに決められる人も同じ。
すぐに決められる人も、もちろん「結果を出したい」と思っています。ただし、どんなに最善を尽くしたとしても、結果が出るかどうかは、やる前には分からないもの。
そういう前提を理解しているから、決める前にあれこれ考えたり悩んだりしません。
結果が出る/出ないにかかわらず、最善を尽くすのは、当たり前(そうしなければ、結果は出ません)。あれこれ考えると気にしてしまうから、先に決めてしまいます。
「やる」と決めたら、必要最低限の準備をして、すぐに行動に移す。実際にやり始めたら、最善を尽くす。
これが、すぐに決められる人です。このように何かを決めるのは、実にシンプル。このクセをつけると、何ごともすぐに決められるようになります。
逆に言うと、結果が気になってあれこれ考えるくらいなら、とにかく決めてしまうこと。決めてしまえば、やるべきことに最善を尽くすだけですから、余計なことを考えずに済みます。
ものごとを決めるのは、とてもカンタン。やってみれば、誰もが実感できます。
(朝の独り言☆)
ある方から、「中村天風先生の本を出版するにあたり、井上さんに繋ぎたい人がいるので」と連絡がありました。その方も7月に 100年経営を続けるために必要なことを経営者のインタビューからまとめた本を出版されます。
基本、何が大切かは発売されないと分かりませんが、Amazonの要約を読みますと 経営理念がいかに大切ということがあるように思いました。私も使命の大切さを伝えていますが、この本質と大切さに気付くまでには、段階があるように思います。なぜなら経験がその大切さをさらに気づかせてくれるからです。その方と何か出来たらとも思っています。その時はまたFBでお伝えします。