2020.7.29.

つらいときこそ、人にやさしくする、、、

寝食を忘れて取り組んでいた企画が、ボツになってしまった。一生懸命やっているのに、なかなか結果が出ない……。
人生には、つらいことがたくさんあります。なかには、理不尽なことや、泣き寝入りに近いこともあるかもしれません。
そうしたつらい状況にあるときに、誰かに文句を言ったり非難したりしても、結果が覆ることはまず「ない」です。
ときに理不尽さえも受け入れなければならない……。それが、人生です。
こういうつらいときに、一番してはいけないことが、誰かに八つ当たりしたり悪態をついたりすること。相手をつらくするようなことは慎むべきです。
 そういう行動をしたくなるのは、ある面では分からないでもありません。「自分だけがこんなにつらいのはおかしいし、許せない」と感じてしまって、心配してくれている人にまでイヤな思いをさせる行動に出てしまいます。
 自分がつらいから、相手にも同じ思いをさせてしまう……。それは、相手を道連れにすること。相手にすれば、「もらい事故」のようなものであり、あまりにも理不尽です。
そもそもあなたに誰かをつらくしていい権利などありません。誰かに八つ当たりしたり悪態をついたりするのは、越権行為です。
 自分がつらいときこそ、人にやさしくするべきです。これは、一見するとかなり難しいことのように感じる人もいそうですが、やってみれば誰でもできることです。
 何も特別なことをする必要はありません。たとえば、誰かの仕事を手伝ったり、疲れている人がいたらスイーツをおすそ分けしたりする。
あるいは、職場の共用スペースを率先してかたづけたり、そうじしたりする。街中で道に迷っている人がいれば、案内する……。
 そんな、つらい自分にもできることを1つ1つやっていきます。する行為自体は、時間や手間がかかるものでもありません。またその「人にやさしくしている時間」だけは、つらさを忘れることができます。
 どんなにささいなことでもしてもらったほうにすれば、うれしいものです。してくれた人に感謝するに違いありません。
そのときの相手は、笑顔で満ちあふれているはずです。その笑顔が、あなたを癒してくれます。誰かに役に立った喜びがつらさを軽減しゼロになることもあるかもしれません。
 つらいときこそ、人にやさしくしたいものです。つらいあなたを確実に救ってくれます。