どんな約束でも守る、、、

端的に言ってしまえば、世の中は「約束」でできています。これは、地球上のどこに行っても同じです。
約束した以上は、何がなんでも守るーー。それは、極めて当たり前のことです。

アポイントメントの時間どおりに行く。借りたものは、きちんと返す。予定どおりに納品する……。

こうしたことがきちんと行われないと、お互いに不利益を被ります。相手だけでなく、自分自身もです。
約束を守ってもらえなければ、相手にとって、有形無形の不利益が生じます。そのダメージは、決して小さくありません。

約束を守れなかったほうはと言えば、こちらもダメージを受けます。それは、「あの人は約束を守れない」という信用低下です。

これは、ボディブローのようにジワジワ効いてきます。しかも深く静かに進行するので、気づいたときには取り返しができない状態になっています。

出入り禁止とか取引中止……。そうなってからようやく、事態の深刻さを実感します。

もっとも、それは、あとの祭り……。「身から出たサビ」と言うほかありません。
たかが約束。されど約束。

守るか守らないかは自由。守れなかったら、仕方ない……。そう思っているとしたら、不謹慎すぎます。
守らなければならないものーー。それが、「約束」です。

した以上は、どんなものでも守らなければなりません。逆に言えば、守れそうもない、あるいは守れないと分かっているなら、最初からしないほうが賢明です。

そうすれば、相手も自分も不利益を被ることがなくなります。それは、ダメージコントロールになります。

ただし、守るつもりだった約束が不可抗力で危うくなりそうなときもあります。その場合は、一刻も早く連絡して事情を説明すべきです。

リスケをお願いして、相手の了解が得られれば、新たな約束をすることになります。

全力を尽くして、今度こそリスケした期日に間に合わせなければなりません。約束は、守らなければなりませんから……。