2020.4.19.

ひるまずに前進する、、、

 風というものは、いつ吹くか分からないものです。またどちらの方向から来るかも分かりません。
 背後から来る風と、向かってくる風。「どちらのほうが自分にプラスになると思いますか?」と聞かれたら、ほとんどの人は前者と答えるはずです。
 追い風は、自分の背中を押してくれます。自分を前に大きく進めてくれる存在です。
 一方の向かい風は、自分に向かって吹いてきます。ときには進路を妨げます。だからと言って、向かい風がマイナスと考えるのは、早計です。むしろ「自分にとって大いにプラスになる」と言ったら、キョトンとする人もいそうです。
自分に向かって風が吹いてくれば、それが強ければ強いほど、行く手をさえぎることになります。それは、前に進むのを邪魔しているのではありません。
むしろ逆。自分自身を鍛えてくれています。
「これくらいでへこたれていては、前に進めないぞ!」
暗にそう叱咤激励しながら、自分に向かって吹いてくる――。それが、向かい風です。
向かい風の中で前に進もうとすれば、抵抗が大きくて、1歩を踏み出すのがやっとです。あまりの強さに、引き返したくもなります。
進むのをやめて、「追い風が来るのを待とう」と考える人もいそうですが、それはラクをするだけ。そもそもいつ追い風が来るか分からないし、それまでは無為に時間を過ごすことになります。
いざ追い風が来たときに歩き始めると、確かにスイスイ進みます。快調なペースで歩いたとしても、いつ向かい風に変わるか分かりません。
そのときには耐えきれず吹き飛ばされてしまうことも「なきにしもあらず」です。
向かい風は、一見すると、マイナスに映ります。それでもその状況でひるむことなく進んでいくと、自分自身が鍛えられます。
足腰が強くなっています。一転して追い風に変わったときは、それまでの数倍のペースで進むことも可能です。
自分自身を鍛えてくれる――。それが、向かい風。きつそうだからと言って、忌避すべきものでもありません。
あなたは今日、向かい風でも前に進みましたか。ひるまずに前進できましたか?