2020.7.13.

もがき苦しむ日々の中に、輝きがある、、、

 生きていくことは、決してキレイゴトでかたづけられるものではありません。やりたいことをやろうとしても、条件や環境が揃わず、なかなか日の目を見ない日が続きます。
わずかなチャンスを虎視眈々と狙っていて、「今だ!」というタイミングをつかんでやってみたものの、大失敗をして、周りの人に笑われてしまった……。そういう恥ずかしくてカッコ悪くてみじめな思いをすることもあります。
だからと言って、たった1回の失敗で人生が終わるわけでもありません。失敗した直後は、会う人すべてが自分のことを笑い者にしているかのように錯覚することもあります。
「恥ずかしい。カッコ悪い。みじめだ」という気分になって、新しく何かをすることに尻込みします。
もっとも、人生の多くはもがき苦しんでいる日々です。それは、つらくて苦しいことかと言うと、そんなことはありません。
そのもがき苦しむ日々の中にこそ、喜びがあります。
 うまくいくことは、ほんの一瞬。それは、打ち上げ花火のようなもの。
その花火を打ち上げるためには、何年も前から腕を磨いたり材料を仕込んだりするというもがき苦しむ日々を過ごしていきます。
 その日々がつらいかと言われれば、「YES」です。
一方で、そこには日々成長するという喜びが存在します。自分自身が日々全力で取り組んでいれば、もがき苦しみながらも少しずつ成長していきます。
そこには、本人にしか分からない喜びがあります。
 もがき苦しむ日々を過ごしながら、人は少しずつでも成長していきます。
そのピークは、プロジェクトや契約獲得といった晴れ舞台。まさに打ち上げ花火のように、空高く上がって最高潮を迎えます。
「やった!」という達成感を味わえるのは、ほんの一瞬。その一瞬のために、日々もがき続ける……。それが、人生というものです。
 花火が消えたら、またもがき苦しむ日常に戻ります。また次に大きな打ち上げ花火を上げるために……。
そのもがき苦しむ毎日は、恥ずかしくてカッコ悪くてみじめな日々の連続ではありません。本人が気づいていないだけで、光り輝いています。打ち上げ花火と同じくらいに……。
輝きは、晴れの舞台だけではなく、もがき苦しむ日々にも見られます。たとえ結果が出なくても、毎日は輝いています。あなたが全力で取り組んでいる限り……。