2018.8.28.

周りを気にしない、、、

「ほかの人から見たら、どう映っているのだろう?」「こんなことをして、どう思われているかな?」……
自分が何かをしているとき、このように人の視線を気にしてしまうことがあります。

それが「いいこと」なのか、それとも「よくないこと」なのかと問われれば、明確に後者だと言えます。その理由は「自意識過剰だから」ではありません。

ズバリ言えば、「集中していない」からです。そう指摘されたら、あなたは「そんなことはありません」と反論できるでしょうか。おそらく何も言えず、うつむいてしまうはずです。

取り組んでいることに100%集中していれば、周りの視線など気にするヒマなどありません。そもそも周りが目に入らなくなっています。

それだけ取り組んでいることに没頭していれば、成果が出るに決まっています。

周りの視線が気になるのは、あなた自身に不安があるからでもあります。おそらく「1人だけペースが遅い」とか「ほかの人に比べて、うまくできない」というのが、あなたの現状です。

「このままではマズイ」「このままでうまくいくのか?」という不安を拭い去ることができないから、必要以上に周りの視線を気にしてしまいます。周りは別にあなたのことを気にしていないにもかかわらず……。

この不安を抱えたまま、「速くやろう」「うまくやろう」としても、集中できないし、うまくいきません。不安が焦りを呼んで、ますますうまくいかなくなってしまいます。さらに不安が増大する「負のループ」にはまっていきます。

ここから抜け出すのは、ただ1つ。自分がやっていることに全力を尽くすこと。

「速くやろう」「うまくやろう」と考えても、意味がありません。とにかく今のあなたができる最大限の力を出して、目の前のことに取り組んでいきます。そうすると、次第に集中できるようになって、周りのことも気にならなくなります。

集中できれば、不安も消えます。時間がかかっても、またぎこちなくても、なんとか目の前のことをやり遂げていくと、ほかの人と比べてそれほど遜色ない出来に仕上がっていることに気づきます。

同時に、「周りを気にするのはまったく意味がない」と思い知らされます。