「よし、これだ!」
企画を考えたり次の展開をどうするか悩んだりしているとき、いいアイデアが瞬時にひらめくことがあります。散歩したり電車に乗っていたり会話していたりしているときに、「これはいける!」とアイデアがひらめいても、その場でメモしたりボイスレコーダーに録音していなければ、ほんの10分経っただけでもすっかり忘れてしまいます。
「さっきいいことを思いついたんだけど、なんだったっけ?」
あとになって思い出せず、青くなった人はおそらくたくさんいるはずです。いいアイデアであればあるほど、逃した魚が大きくなります。「あのときメモしておけばよかった」と悔やんでも悔やみきれません。
アイデアの寿命は短いものです。自分の中で湧き上がったときにつかまえておかないと、「2度と手に入れることはできない」と思っていたほうがいいです。
すぐにどこかへ消えてしまうのは、「アイデアが意地悪」だからではありません。もともと生命力が弱いからです。まるで線香花火のように……
どんなアイデアでもそうですが、考えたらすぐに出てくるものではありません。生まれるまでには、それ相応の時間を必要とします。
「何かアイデアではないかな」
そう考え始めると、脳の中のあらゆる神経回路が働き始めます。神経回路は何千、何万とありますから、いいアイデアが生まれるまでには試行錯誤、紆余曲折があります。グーグル検索したら関連サイトがポンと表示されるのとは、訳が違います。無数にある神経回路の中から最適な組み合わせが生まれたとき、アイデアのひらめきが起こります。
ただし、その結びつきは、ほんの一瞬です。せっかくつながった神経回路は脆弱なものなので、そのままにしておくと、自然に消えてしまいます。回路を強固にするためには、アイデアを熟考したり発展させたりしなければなりませんから、そのためにもせっかくのひらめきをメモするなり録音するなりしてアウトプットしておく必要があります。それをもとにさらに思考を深めていけば、極上のアイデアに進化させることも可能です。
アイデアがひらめくのは、ほんの一瞬。ここまでは誰にでも起こります。そのあとにアイデアを進化させられるのは、アウトプットして脳の神経回路を強くしていった人です。
生むより育てるのが大事――。それが、アイデアなのです。
(朝の独り言☆)
今日は、超・引き寄せの法則の講演内容がほぼ決まりました。
とても充実した内容になったと思います。やはり、知識や情報からの引き寄せも大切ですが、そこに体験から本当の引き寄せとはについて、徹底的に分析しました。本当に楽しみにしていてください。
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