2019.2.6.

イヤな記憶を消さない、、、

「思い出すだけでゾッとする」「あそこに行くと、今でも苦しくなる」「恥ずかしいから、早く忘れたい」……

過去に大きな失敗をしたことは誰にでもあるものですが、それにきっちりケリをつけないと、いつまでも「イヤな記憶」として自分の中に残ってしまいます。最悪の場合、トラウマになることも十分にあり得ます。

起こったことは、「なかったこと」にはできません。生きている限り、そのイヤな記憶が影のようにピタリとくっついてきます。それをそのまま放置しておくと、いいことは1つもありません。自分自身を苦しめるだけです。

次に同じような状況に遭遇したときに萎縮したり必要以上に考えたりして、また失敗することになりがちです。意識すればするほど自滅しかねません。

イヤな記憶を残すのがよくないのはもちろんです。それでは、キレイサッパリ忘れてしまうのがいいかと言うと、それも違います。

完全に記憶から消してしまうと、なんの改善もしていないので、また同じ失敗をすることになります。しかも何度も何度も繰り返します。

どんなにつらく苦しく恥ずかしいとしても、失敗したことは事実。それは変えられません。だからと言って、イヤな記憶をムリに消そうとするのはよくないです。

それよりしたほうがいいのは、失敗をいい記憶として残すこと。そのためにするのが、意味づけ。

具体的には、失敗を「成長のためのステップ」「ターニングポイント」「大いなる気づき」などととらえ直します。そうすると、「ゾッとする」「苦しい」「恥ずかしい」という気持ちが薄れてきます。少なくともイヤな記憶ではなくなります。

その失敗を冷静に分析して、「これからはこうしよう」「次はこれこうすればいい」「これをしておくと、再発を防止できる」と、改善策を考え実行することで失敗を克服し、むしろ以前よりいい状況をつくり出します。それととともに、自分自身も成長します。

そのときのあなたには、イヤな記憶はもはやありません。失敗さえもいい記憶に変化して、こんなふうに思います。
「あれがあったから、その後、改善して大きく成長できた」……