2022.6.23.

イヤイヤやっても、ロクなことにはならない、、、

 常にやりたいことだけを選べればいいですが、それが通らないのが世の中。「至急やってくれ」と上司が命じた仕事が「やりたくないこと」だとしたら、やっている仕事を途中でやめてでも着手しなければなりません。「私はやりたくありません」などと言おうものなら、悲劇的な結末が待っています。それは、私が保証します。

このとき多くの人は「上司命令だから、仕方ない」と割り切ってやろうとしますが、「イヤだ」という気持ちが少しでもあると、いい結果にはなりません。自分では「しっかりやった」つもりで上司に「終わりました」と報告しても、「なんだ、これは!」とカミナリが落ちる可能性が大です。これも、私が保証します。

 イヤイヤやったとしたら、その気持ちが必ず仕事ぶりに表れます。クオリティーが極端に低かったり、ミスが多かったり、挙句の果てには締め切りに間に合わないといったことが起こります。それらはすべて「イヤだ」という気持ちが招いたことです。

「イヤだ」という気持ちが少しでもあると、集中して取り組むのはまず不可能です。ほかのことに気をとられたり、まったく関係ないことを考えながらやったり、「早く終わらせよう」と思って片手間で終わらせたりしがちです。こういう状態で取り組めばミスも頻繁に発生するし、クオリティーも下がる一方です。

 だからと言って、やりたくないことを「やりたいこと」だと思い込もうとするのもムリがあります。かえって「イヤだ」という気持ちが増幅します。

 コツらしきものを挙げるとすれば、「昇級試験」だと思うこと。そのやりたくないことを処理できれば、「やりたくないことをやる」プログラムの「4級から3級に上がれる!」と、とらえるようにします。そうすると、「イヤだ」という気持ちが軽減します。やっているうちにうまく処理できるようになると、逆に楽しくなってきて、「イヤだ」という気持ちがゼロになってきます。

「終わりました」と上司に報告したときに、「よくできているよ」とホメられたりすれば、「やりたくないこと」が「やりたいこと」に変わってしまうことも「ない」わけではありません。こんな不思議が起こることも、私が保証します。

やりたくないことをイヤイヤやっても、ロクなことにはなりません。それを「やりたいこと」に変えてしまう魔法は存在します。その魔法を持てるようになれば、「やりたくないこと」をやる羽目になったとしても、ドーンと構えられるようになります。

(朝の独り言☆)
先日、教育のプロデュースしている長倉さんから、ボーク重子さんの著書『しなさいと言わない子育て』を献本して頂きました。お写真など かなりパワーある方のように見受けられましたので、読んでみたいなと思っていました。
実際、本を読ませて頂きましたら、日本の教育の概念とは違うもので、この教育の差こそが 国際社会における日本の弱さだと思うものでした。いかに国際社会に通用するかは、子育て教育にかかっています。これから本を読まれるなら、世界ではどのような教育をされているのかを学ぶべきではないでしょうか。ただこの本は 子育て教育本でありますが、社員教育本としても、また、人との関係にも活かせる内容だと思いました。是非、読んで欲しい一冊です。