2022.5.23.

オプションを用意しておく、、、

 仕事・プライベートを問わず、何かを始めたときには「こうやっていこう」というプランニングをするものです。プランがあると、「これをやればいい」と分かっているので集中しやすくなります。

 そのプランはいくつあればいいかと言うと、最低3つ。こう言うと、「3つもないといけないのですか!」と、ビックリする誰かの声が聞こえてきそうです。

 実際にやるプランは1つ。残り2つは未遂に終わる可能性もあるオプションですが、つくっておくのは決してムダにはなりません。

ほかのプランをまったく使わないとしたら、もともとの計画がうまくできていた証拠。今度は「それなら余分なプランをつくらなくてもいい」と思う人が多そうですが、やはり用意しておいたほうがいいです。なぜなら必ずと言っていいほど、うまくいかなくなるから。

1つのプランで済んだのは、かなり運がよかったということ。いつなんどき何が起こるか分からないし、一寸先は闇です。念入りにプランニングしたとしても、想定外の事態が起こったら対応するのは難しく、大幅な軌道修正を余儀なくされます。

このときほかのプランを用意していないと、切羽詰まった中でゼロからつくり上げなければなりません。迷ったり悩んだりする猶予もナシ。

瞬時に適切な判断をしなければならない状況でプランニングするのはかなり大変で、慌てたりパニックになったりしていると、とんでもない選択をしがちです。冷静に離れない状況でつくったプランどおりに行動したら、ドツボにハマったり窮地に追い込まれたりしかねません。リスクがありすぎます。

 うまくいかなくても、軌道修正できるプランを用意していれば、「これでやってみよう」と、すぐに行動をチェンジできます。少なくとも冷静な状態でプランニングしたものですからピントが外れてていることは、まず「ない」です。そのプランが的を射ていたら、ほどなくして窮地を脱することも可能です。

 用意していた残りのプランは、転ばぬ先の杖。使わないほうがベターですが、もし使わざるを得ない状況になったら力になってくれます。

使わない可能性があるとしても、やはりつくっていたほうがいいです。実際に使うことになったら、「あってよかった」と安心するに違いありません。

(朝の独り言☆)
毎朝、副院長、歯科衛生士と院長室でミーティング、その後に受付からの業務報告と院長からの話をしています。基本的に私からの話は、仕事の話2割、物事に対する考え方や時事ネタ、人間力についての話が8割です。人材教育=社会常識のある人間教育 がベースにないとならない…と考えています。基礎に人間力が無ければ 良い仕事ができないからです。色々な意味で 著者であることで色々と伝えることができ、良かったと思います。