ひと口に成長と言っても、実は２種類あります。多くの人が目指すべきなのは、ゆっくりコツコツ、それでいて確実にやったことが身についているもの。こちらはオーソドックな成長で、多くの人が体験しています。
毎日やるべきことをしっかりやってはいるものの、「成長している！」と実感できることはめったにありません。「本当に成長しているのかな？」と疑心暗鬼になることもしばしば。それでもやめてしまったら、成長は止まるどころか、むしろ退化します。
不安な気持ちを抑えながらも毎日コツコツやっていくと、ある日突然、グーンと成長していることに気づきます。そこまでたどり着くのに半年とか１年、あるいは数年かかる人もいそうです。
その成長は、毎日コツコツやったから可能になったこと。カメのように歩みは遅いですが、やれば確実に成長できます。「カメの成長」と言ってもいいです。
もう１つは、比較的短期間に一気にグーンとする成長。この成長をするには、条件があります。それは、逆境に立たされたときや過大な負荷を与えられたとき。自ら望む場合と、余儀なく追い込まれる場合の両方があります。
ありていに言うと、なんとしてでも乗り切らなければならないピンチのとき。時間的猶予もないので、早期にトラブルや問題を処理して、事態を丸くおさめなければなりません。
このときなんとかピンチを切り抜けようと必死になると、「確変」が起こります。確変とは、ギャンブルで言う確率変動で、フィーバー状態になること。自分自身が確変して急成長すれば、そのピンチを乗り切ることができます。一種の「火事場のバカ力」です。
ただし、ピンチはいつ遭遇するのかまったく分からないものです。これは、短期間に急成長するチャンスがいつなのか見当がつかないということです。いつ来るか分からないチャンスを待って何もしないでいたら、一向に成長することもできません。
結局のところ、「成長したい」と思うのであれば、カメのようにゆっくり取り組んでいくしかありません。やはり毎日コツコツとやるべきことをやっていくのが、一番確実な成長方法です。
ある意味では、毎日コツコツやっているから、ピンチになったときに大変な状況を乗り切って、一気に急成長できるとも言えます。
（朝の独り言）
今日は、高校の歯科検診でした。今は 感染予防対策しての検診ですので 少し手間もかかりますが、学生さんが凄く協力的でスムーズに終えることができました。
最近の学生は、虫歯も少なく良く磨けている印象でした。
今、全国民に毎年の歯科健診を義務付ける「国民皆歯科健診」の導入に向け、国が検討を始めています。その件についてどのようになるか見守っていきたいと思います。
