世の中には、２種類の人がいます。それは、ダンドリが悪い人と、ダンドリがいい人――。あなた自身も、このどちらかに振り分けられます。
ダンドリが悪い人は、ものごとを計画的に行わず、その場その場でどうするか考えます。要は、行き当たりバッタリ。
何をいつどのように、どういう順番でやるとうまくいくのか、まったく考えていないので、動き出してから「何からやろうか」「どうしようか」を考えます。当然ながら、ものごとがスムーズに進みません。最初から考えて決めておけば、スムーズにいったにもかかわらず……。
一方のダンドリがいい人は、「やる」と決めた時点で、すでに「何を」「いつ」「どのように」「どういう順番で」進めていくのかを考えています。
決めた時点で動き出せるようになっており、できることは即実行します。
最初からやることが決まっているから、ものごとがトントン拍子に進んでいきます。いちいち「これが終わったら、次は何をするか」考えることもありません。スムーズすぎて、ときに周りにいる人が拍子抜けすることもあります。
ダンドリが悪い人と、ダンドリがいい人――。両者の違いが何に起因するのかと言うと、ズバリ、アタマの中。そう言い切ってもいいです。念のために言うと、アタマのよしあしではありません。
ダンドリが悪い人は、いつもアタマの中がゴチャゴチャしています。ものごとを考えようとしても、本来のテーマとは関係ないこと、必要がないことまで思い巡らせて、アタマの中が収拾不能。それゆえにダンドリをつけられずにいます。
ダンドリがいい人は、いつもアタマの中がスッキリ整理されています。テーマに沿ったことだけを考えているので、ダンドリをポンポンポンとつけることができます。
ダンドリには、その人のアタマの中の状態がハッキリ表れます。その人のアタマの中がゴチャゴチャしているのか、スッキリ整理されているかは、ダンドリを見れば分かります。
あの人のダンドリを見れば、あの人のアタマの中が、同様にあなたのダンドリを見れば、あなたのアタマの中が分かってしまいます。ダンドリを見たり見られたりすることは、実は怖いことです。「恐るべし、ダンドリ」です。
(朝の独り言☆）
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