「やみつきになります」「お得ですよ」「未知の味です」……
デパートやスーパーで顧客に商品を買ってもらおうと、スタッフが声を張り上げて呼び込みをしている光景をよく目にします。残念ながら、もともと買う予定も関心もないからか、ほとんどの人が素通りしていきます。
スタッフがいくらその商品に自信を持っていたとしても、ただアピールするだけでは意味がありません。本当にその商品に自信を持っているなら、やるべきなのはもっとほかのこと。
それは、その商品のよさをストレートに伝えること。こう言うと、「そのためにアピールしているのですよ」と反論されそうですが、大きな誤解です。
商品のよさを顧客に伝えるのは、アピールしなくてもできます。たとえば、その商品を調理して、いいにおいを充満させるといった工夫をすればいいだけのこと。
そのにおいに誘われて「おいしそうだな」と思った人は、買うつもりがなくても近くに寄ってきます。さらに試食できば、スルーする人はほとんどいなくなります。
実際に食べてみておいしかったら、買うつもりがなくても、「1つくらいならいいや」と購入してくれるかもしれません。もちろん、試食した全員が買うことはないにしても、購入してくれる人はただアピールしているときよりもはるかに多くなります。
新商品や世間的にはなじみながない商品を販売するときは、顧客にいかにアピールできるかに血眼になります。現実はと言えば、それでうまくいくことはかなり少ないです。なぜなら顧客はアピールを「うっとうしい」と思っているから。
また執拗にアピールされると、「買わされてしまう」という恐怖心から、スルーを決め込みます。アピールすること自体が顧客のアクセスを妨げてしまうので、かえって逆効果です。
試食が有効なのは、顧客に商品そのものに接触してよさを実感してもらえるから。自信がある商品ならアピールするより試食してもらったほうが、そのよさが伝わります。間違いなくアピール以上の効果を得られます。
顧客へのアピールの多くは、ムダに終わります。それよりいかに商品そのものに接触してもらう機会をつくるかに、重点を置いたほうが結果的に購入してもらう可能性が高まります。自信があるのなら、ムリにアピールすることもありません。
(朝の独り言☆)
ある方からの質問に応えたものです。
出来事にへり下って感謝することは、謙虚さを持ち素晴らしいと思います。ただ、へり下る気持ちが、潜在意識に刻み込まれ、素晴らしい世界をより知り、求める気持ちを損なうことになりかねません。
情報が無い時代、または、生きていくことに精一杯の時代と変わり、今は グローバルに最高の価値を求め生きることに無限の輝くエネルギーが引き寄せられます。そのためには、へり下りの感謝ではなく、より満たされた感謝と共により高みの世界、輝く未来を求めることが、神様が私たちに与えてくれた無限の可能性への恩返し と思います。もちろん状況に応じて両方が大切であることはバランスの法則からも明らかでもあります。