2020.8.27.

一気呵成に仕上げる、、、

どんな仕事をするのであれ、期日を守り、なおかつクオリティーが高いものになっているのは、当たり前のことです。
この両方を満たすのは難しいことではないのに、意外にできていない人がたくさんいます。あるいはこの両方を満たせないプロフェッショナル失格の人も少なくありません。
 この「期日を守る」「クオリティーを高くする」を両立させる方法が、いくつかあります。その1つが、一気呵成にやること。
 どんなことにも言えますが、のんびりダラダラとやるより、スピーディーにテキパキとやってしまうほうが、うまくいきます。また早く仕上がります。たんに速いだけなら、「急いては事を仕損じる」です。
仕事を一気呵成に仕上げるには、条件があります。それは、次の2つ。
1つは、ダンドリがいい。Aをやって、Bをやる。それが終わったら、C。続いて、DとEをやる……。
こんなふうにきちんとダンドリが組まれていて、なおかつスムーズに実行できるようになっていれば、一気呵成しやすくなります。そのダンドリにムダもムリもなければ、集中力がアップしてフローになりやすくなります。
やることを何も考えず、手あたり次第にやる。あるいは1つのことをやる度に、「次は何をしようか」と考える……。
こういう状態では、一気呵成できません。その度に中断ばかりしてしまい、一気に仕上げることが難しくなります。
もう1つが、楽しい。どんなことであれ、楽しくやっていると、集中状態に入りやすく、いつの間にか一気呵成してしまいます。
この楽しさは、「好き」とは異なります。好きだからと言って、一気呵成できるとは限りません。
好きなことをしていると、「これもやろう」「あれも追加しよう」と余計なことを考えたりしてしまうので、結果として時間がかかることもあります。
楽しくやっていると、トントン拍子に進んで、「気づいたら終わっていた」となるのは、よくあること。それは、高い集中力で一気に仕上げていたからです。
ダンドリのよさと楽しさ。この2つを満たしながら仕事をするのは、誰にでもできることです。両方を満たして初めて、プロフェッショナルを名乗ることができます。