会議でやりたいことを主張したり、商品開発のコンセプトを提案したりするときに、上司をはじめとして多くの人が「あるもの」を求めます。それが何かと言うと、「裏づけ」です。もしあなたが上司なら、部下に求めたことがあるかもしれません。
やりたいことが成功する確率。開発した商品がヒットする可能性――。
そんなものは誰も分からないのに、特に承認するほうは必要以上に求めます。求めても意味がないにもかかわらず……。
裏づけを欲しがるのは、ほとんどの場合、意思決定するほうです。部下が主張する、うまくいくのかうまくいかないのか分からない「やりたいこと」の可否を決める。コンセプトを聞いた新商品の諾否を決める。決めた以上、もしダメだった場合は連帯責任をとらされるから、意思決定するほうは裏づけを求めます。
それは、完全な自己保身。どんなことであれ、裏づけが100%になることなどなく、数%の綻びや疑問点はあります。
完全な裏づけなどない以上、上司は、部下のやる気やそれまでの行動をきちんと評価したうえで、GOかNGかを決めるべきです。それが、意思決定する上司のあり方(もちろん、失敗したら責任をとるのは上司です)。
それでは、「裏づけなどいらない」のかと言うと、それも飛躍しすぎです。裏づけが必要なのは、実は行動する人自身。やりたいことを主張したり、新商品を開発したりする人こそ、裏づけを持つべきです。
この場合の裏づけは、多大な努力であり、行動の継続。「これだけやってきた」「ここまでやった人はほかにいない」と思えるほどの努力や行動。それこそ持つべき裏づけであり、本人の中には微動だにしないものとして確立しています。
分かりやすく言えば、自信。そこまで到達するには、常人が及ばない努力と行動をしなければなりませんが、それだけやるからこそ、会議で堂々とアピールできるし、やる気やそれまでの行動の蓄積が聞いている人に伝わるようになります。上司も、そこを見なければなりません。
裏づけとは、自分の中に持つもの。一生懸命取り組んだ証です。人並み以上の努力と行動をしてきたのであれば、必ず自分の中からにじみ出てきて他者に伝わります。
あなたは今日、自分の中に裏づけを持つことができましたか。多大な努力と行動の継続をしていましたか?
(朝の独り言⭐️)
ドクターボイスに出ています。是非、ご覧下さい。インプラント治療について、医療法もあり基本的なお話になりますがお伝えしています。
帯広も暖かくなりました。真夏には、帯広が全国最高気温になることもあるんです。まだまだ桜🌸時期ではありませんが、この暖かさが続くと 今月下旬には咲くかと楽しみにしています。