2017.7.29.

上下関係に厳しい人は、風通しをよくする、、、

組織には、秩序がつきものです。秩序なき組織は、烏合の衆と化しかねません。

秩序を保つために、序列がつくられます。そこには厳然とした上下関係があって、上の人はその序列に従って下の人を統率していきます。

上の人の命令は絶対で、下の人はそれを1つ1つ実行していきます。下の人が命令を忠実に実行していくから、組織として機能するようになります。

このように下の人は、上の人を支えています。

秩序を保とうと思ったら、よかれ悪しかれ、ある程度は上下関係を徹底させなければなりません。

組織の中には、「厳しい上下関係を徹底することが秩序を保つことだ」とも思っている人もいます。もしかしたら、あなたもその1人かもしれません。

上意下達は、上の人にとってはラクなことです。そうすれば、表向きは秩序が保たれます。

もっとも、組織の秩序が保たれるのは、たんに上下関係が徹底されているからではありません。

それは、あくまでも結果論です。そこを履き違えてしまうと、途端に烏合の衆となってしまいます。

秩序を保つためには、次の2つのことが必要になります。当たり前のことですが、それを体感できている人はそんなに多くはありません。

1つは、成果(利益)がしっかり出ていること。もう1つは、信頼関係が構築されていること。

この2つが満たされていれば、どんな組織も秩序が保たれるようになります。下の人は、上の人の言うことを忠実にこなすようになります。上の人も。下の人に安心して任せるようになります。

逆説的に言えば、上下関係に厳しいのは、2つのことが満たされていないからです。成果(利益)が出ていないから、上の人は下の人を必要以上に統率しようとします。

信頼関係がないから、上の人は下の人に命令するようになります。上意下達によって秩序を保とうとします。それしか方法がないから……。

秩序を保つために、特別なことをする必要はありません。風通しをよくするだけで十分です。

それだけで信頼関係が醸成され、成果(利益)が出るようになります。

下の人は上の人を敬い、上の人は下の人を引きたてるようになり、自然に上下関係がキッチリつくられるようになります。

(朝の独り言☆)
明日は、朝から歯科のセミナーに参加します。色々と学ぶことは、楽しいです。今晩は、打ち合わせなど、忙しかったので早く休み、明日に備えます^_^