2020.7.22.

不条理を乗り越える、、、

 結果とは、あまのじゃくなもの。一生懸命やったからと言って、必ずいい結果が出るとは限りません。むしろいい結果が出ることのほうが少ないものです。
一生懸命やったのに、結果が出ないとき……。反応は大きく言って、3つに分かれます。ほぼすべての人が、そのいずれかに当てはまります。
1つ目は、一生懸命やっているのに結果が出ないことに虚しさを感じて、やめてしまう。このタイプが少なくないのは、残念なことです。
やめてしまえば、結果を出すことなど不可能。このタイプは、自ら結果を出すことを放棄しています。
2つ目は、一生懸命やっているのに結果が出ないから、「もっとやらなければ」と、行動の量を増やす。このタイプは、1つ目以上に多いかもしれません。
結果が出ないからと言って、ムリやり行動の量を増やしても、負荷が多すぎてかえって続かなくなります。
「これだけやっても、ダメなのか。もうムリだ」と、やめてしまうパターンに陥りがちです。自信を失ったままやめてしまったので、まったく違うことをやっても、同じようにうまくいきません。1つ目以上に重症です。
3つ目は、「すぐに結果は出ない」と割り切って、やるべきことを淡々と一生懸命やる。3つの中では一番少ないタイプです。
このタイプは、結果が出る/出ないにかかわらず、毎日手を抜くことなくやるべきことに取り組んでいます。
目的は結果を出すことではなく、「やるべきことをひたすら一生懸命やること」だと定めているので、目の前の状況に一喜一憂しません。やるべきことにひたすら愚直に取り組んでいきます。
コンスタントに結果を出すのは、言うまでもなく3つ目のタイプです。常にやるべきことをやっているから、百発百中ではないにしても、かなりの頻度で結果を出すことができます。
一生懸命やっても、必ずしも結果が出るわけではない……。このことは一種の真実ですが、一生懸命やっている人にしてみれば、受け入れがたいものです。
とは言え、その「不条理を乗り越えなければ結果を出せない」のも、もう1つの真実です。そのことをしっかり理解している人は、脇目も降らずにやるべきことをやり続けます。それしか結果を出す方法がないのですから……。