「あのとき別の選択をしていれば……」
人生において、選択肢は数限りなくあります。また選択しなければならない場面は、無数に訪れます。
もしかしたら今この瞬間にも「どっちを選ぼうか」あるいは「やるかやらないか」迷っている人もいるかもしれません。
どちらを選択するかによって、結果が大きく変わってしまうことはあり得ることです。「成功したい」「失敗したくない」と思うからこそ、迷ってしまいます。また選ぶことに慎重になります。
あえて言いますが、どちらを選んでも同じです。Aを選ぼうがBにしようが、あるいはYESでもNOでも、結果は大して変わりません。こう言うと、困惑する人もいそうですが……。
そもそも選択すること自体には、それほどの意味はありません。何を選んでもいいし、やらないと決めたとしても、それはそれでアリです。紆余曲折はありますが、何を選んでも、必ず結果を得ることはできます。
従って、どちらにするかという選択に迷う必要はありません。どちらを選んだとしても、行こうと思っているところにたどり着けます。
違いがあるとすれば、早く進むか、時間がかかるかというタイムラグだけです。
もっともこのことは、すべての人に当てはまるわけではありません。条件に該当するのは、自分の中に「これだけはやりたい」という大義やきちんとした目的がある人です。
自分の中にしっかりしたものがあれば、それに沿うことだけをするようになります。大義や目的に沿うものはする。沿わないものはしない。選択の基準が極めてシンプルになります。選択に悩んだり迷ったりすることもなくなります。
大義や目的に沿ったことを選択しても、すぐに効果が出るものではありません。ときには選んだほうを行くことで遠回りになることもあります。
それでも「あのとき別の選択をしていれば……」と後悔することがなくなります。
時間がかかったとしても、その選択自体が行きたいところにたどり着く道なのですから……。
大義や目的を持っている人にとっては、人生の別れ道はありません。
もし人生に別れ道があるとすれば、そういうものがまったくない人だけです。
大義や目的を持っていれば、何を選んだとしても、最終的には行こうと思っているところにたどり着きます。
(朝の独り言⭐)
4月10日PHPから発売される新刊のカバーが完成しました。今までの本の中でも、かなり拘りの完成です。だからこそ、多くの方に読んで欲しいと思います。宜しくお願い致します。