「人生はなんのためにあるのか？」
こんなふうにやや哲学的なことをいきなり聞いたら、多くの人はビックリするに違いありません。なかには「熱でもあるんですか？」と真顔で心配する人もいそうです。
人それぞれ答えが違うのを承知で言うと、楽しむため。人生は、楽しむためにあります。
こう言うと、やっている仕事や勉強を放り出して、喜び勇んでどこかへ遊びに出かけてしまう人もいそうですが、逃げているのと同じ。ロクな結果が、待っていません。極端なことを言うと、一時の享楽にふけったあまり、その後の人生を棒に振ることになります。
人生で楽しむべきものは、ほかにあります。次に挙げる３つを楽しむことが、人生を自分にとって好ましい方向に導き、なおかつ充実させることができます。
最初に挙げるのが、成長。これには、自分自身をはじめ、親しい人、かかわりの深い人も含まれます。幼少期や青年期であれば、１日ごとに成長していくので、本人はもちろん、周りの人もその変化を楽しむことができます。
そうした分かりやすいものだけでなく、試練や逆境に遭ったときに乗り越えていくのも、成長です。
そうした成長はペースも遅く、目に見えにくいので、実感しにくいものです。逆に言えば、その一進一退が繰り広げられる過程を楽しめるようになれば、一種の「エンターテインメント」になります。
自分自身はもちろん、周りの人が少しずつ変化していく様子を見るのは、大いなる楽しみです。
次が、つながり。知り合いを１人１人とたどっていって６人目までにいくと世界中の人とつながる、「６次の隔たり」と言われるネットワーク理論があります。
人間のつながりはどこでどうつながっているかは、まったく未知数。「共通の知り合いがいた」「あの人を知っている！」という不思議なつながりが、人生に知的刺激をもたらしてくれます。
最後が、セレンディピティー。２つ目とも関連しますが、人生ではいつ何が起こるかは、誰にも分かりません。ある日突然、思いもよらなかった幸運が舞い込んでくる可能性がなきにしもあらず（逆に、起こってほしくない不運が重なることもあり得ます）。
誰の人生にも、成長、つながり、セレンディピティーがあふれています。やるべきことをやったうえで、３つを楽しむことができれば、人生は必ずいい方向に向かっていきます。
あなたの人生にもある成長、つながり、セレンディピティー。それらを楽しめるようになれば、今はまだ深い霧の中にあるかのように感じる人生も、やがて好転していきます。
（朝の独り言☆）
何かを始めたら 継続する大切さについては、何度もお伝えしていると思います。そこで、私が継続する上で大切にしていることは、必ず毎回少しでも質を上げるという事を考えています。
同じ筋トレでも、身体の姿勢、グリップの握り方、動かすときの筋肉への意識、呼吸・・・。
質をかえることで、全く筋肉の質が変わります。
この時に思うことは、何でもやればよいのでなく、いかに質を高くやるかが一番大切だということです。
簡単に言えば、重さや回数より、質が効果、結果の違いになると言えます。
