「予定よりだいぶ進めたな。今日はよくやった」「なかなか進まないな。今日は全然ダメだ」
1日を振り返ったとき、その日1日の仕事の進捗具合はハッキリ分かるものです。「できた/できない」くらいなら、経験の浅い人でも判断できます。
もちろん、毎日想定した以上に進捗できれば、言うことはありません。そうありたいものですが、現実はなかなか思いどおりにならないものです。
想定したとおりに仕事を進めるためにしておきたいことはいくつもありますが、その1つが「今日の自分自身をチェックする」ことです。
その日1日の自分自身の仕事の進め方について、微に入り細をうがって点検していきます。
チェックポイントはいくつもありますが、最初は想定どおりに「できた」か「できなかった」だけでもいいです。その日の自分の仕事が想定どおりに進めば「〇」を、進まなければ「×」をつけます。
「〇」が続けば、順調な証拠。
「×」が続けば、なんらかの対処法が必要になります。この場合、根本的に仕事のやり方を変えるのもいいですが、チェックの回数を増やすという手もあります。
たとえば、チェックの回数を午前中と午後の2回にしてみます。午前中は「〇」で、午後が「×」なら、早番にシフトするのもアリです。あるいは昼食後に集中力が続かないとしたら、ランチに食べるものを変えたほうがいいかもしれません。
もう1歩進めていくとすると、チェック項目の細分化。たんにその日1日の仕事を「できた/できなかった」という2つで判断するのではなく、項目をもっと増やしていきます。
1例を挙げるとすると、「コンディション」や「やる気」「ホウレンソウ」「事前準備」などの項目をつくって、自分なりに「できた」と思ったら「〇」を、「あまりよくできなかった」と思ったら「×」をつけます。
おそらく「〇」の数が多ければ、その日1日の仕事が順調に進んだはずです。反対に、「×」の数が多ければ、その日1日の仕事があまり芳しくなかったということ。
1日の仕事をチェックしていくと、自分自身のやり方が適切なのかそうでないのかが見えてきます。何をどうチェックするかは、まさにあなた自身が決めていきます。