どんなことをやっているのか。どんな効果をもたらすのか。誰のためになるのか……。
これらをきちんと説明できるようになる。それは、仕事をする人間としての最低限の責務です。
始業時間になったら、なんの疑問も持たずになんとなく取りかかり、終業時間が来たら、「ヤレヤレ」といくらかかったるそうな表情をしながらやめる……。
こういう仕事のやり方をしている人は、多いものです。
自分はこんなことをしている。自分がやっていることはこんな効果をもたらす。自分がやっていることはこういう人たちのためになっている……。
聞かれなくても、スラスラと答えられるようになりたいものです。これは、セールスやマーケティングなど対外的な仕事に携わっている人に限定されるものではありません。
むしろ顧客と接することが少なく、仕事の意義を見失いがちな間接部門で働く人ほど、自分に問うていくべきです。
なぜこの3つを言えるようになるのがいいのかと言えば、仕事をする人間としての意識が芽生えるからです。一種の意識改革を自分に促すようになります。
より真剣に取り組んでいく。より自分を成長させていく。より人の役に立つようになっていく。
いいかげんに仕事に取り組むことがなくなるので、より速くより多く成果を出せるようになっていきます。
目に見えて変わっていくので、周りからの評価も高まります。それに手ごたえを感じて、さらに一生懸命仕事に取り組むようになります。
こういう意識がある人とない人とでは、成果に置いて差が出るのは当たり前です。仕事に対する理解度、集中度、真剣度のすべてにおいて雲泥の差があるのですから……。
あなたが上司や先輩であれば、まずは自分自身が仕事をするうえにおいて「どんなことをやっているのか」「どんな効果をもたらすのか」「誰のためになるのか」と問うていき、ハッキリと答えられなければなりません。
逆に部下や後輩にこう問われて、答えに悩むようでしたら、上司や先輩としては失格と言わざるを得ません。
この3つにスラスラと答えられる上司や先輩であれば、伸び悩んでいる部下や後輩に対して問うていき、ハッキリとした答えが見つかるまで考えさせます。
それが見えたとき、部下や後輩も仕事に対する取り組み方が変わって、成果を出せるようになっていきます。
どんなことをやっているのか。どんな効果をもたらすのか。誰のためになるのか。この3つは自分自身に仕事と陣としての原点を問うことです。
さて、あなたの仕事の原点はなんでしょうか?
(朝の独り言☆)
最近は、全国にいるライフコンパス認定コーチや仲間から講演依頼があります。とても嬉しいことです。
今日は、長崎の仲間から11月19日でお願いしたいと連絡を受けました。
本当にありがたいことです。