2019.3.22.

元気を与える人になる、、、

与える人と与えられる人――。「どちらになりたいか」と問われれば、ほとんどの人が前者と答えます。やはり自分以外の第三者に何かを与えられることができれば、自己肯定感が高まります。

そう思ってはいるものの、多くの人は「私には与えられるものがない」と思っています。自分を過小評価したり謙遜しすぎたりして、せっかく何かを持っていても、与えることができずにいます。これは、あなたのことかもしれません。

このタイプは、「与える人は特別でなければならない」と思い込んでいます。それは、大いなる誤解です。

あるに越したことはないですが、特別なものを持っている必要はありません。自分が持っているものを誰かに少し分け与えるだけでいいのに、難しく考えすぎています。

実は、与えてもらって喜ぶのは、意外にどこにでもあるものです。それが何かと言うと、「元気」です。

元気を与えられる――。これなら特別なノウハウとか役に立つ知識・スキルを持っていなくても、誰でもできます。誰もが今すぐにでもできることです。

失敗やミスは、日常的によくあること。多くの人は、そういううまくいかないことが続いたときに、落ち込んだり悲しんだりします。

このとき「大丈夫?」「次はうまくいくよ」「そのうちいいことあるよ」と、気さくに声をかける。あるいは満面に爽やかな笑みを浮かべる。自分が一生懸命取り組む姿を背中で見せる……。

そうしたことがさりげなくできるのが、元気を与える人です。もしかしたら、それは日ごろのあなたではありませんか。

言葉。笑顔。一生懸命さ――。それらがあれば、人を元気にさせることができます。誰かに元気を与えるのに、特別なことをする必要はありません。

元気を与えることができるのは、実はうまくいかないことがあって、落ち込んだり悲しんだりした人。

自分にそういう経験があるから、うまくいかなくて落ち込んだり悲しんだりしている人を見ると、居ても経ってもいられずに元気づけようとします。

元気を与えられる人が増えれば、世の中はもとハッピーで明るくなります。その起点になるのは、あなたしかいないのではないでしょうか。