2019.3.22.

8割まで仕上げる、、、

仕事とは、全力で取り組むもの。それは、すべてについて言えます。

慣れ親しんだ作業だから、片手間でやる……。それは、決して許されることではありません。

カンタンにできることでも全力でやる。難しいことでも全力でやる。それが、仕事です。

全力を出すのは当然のことですが、全体の8割までやれば十分です。こう言うと、「矛盾している!」と思う人がいそうので、説明します。

8割で十分とは、8割(80%)の力でやるということではありません。まずは8割まで完成させることを目指すこと。

この8割までこぎ着けられたら、仕事はもう完成したも同じ。まずはここを目指します。

8割までできていれば、必要なことはすべて満たしているものです。そこから先は、それを深めていくだけ。

8割のうち、大事なポイントが3つか5つくらいあります。その中で「ここは深めたほうがいい」「ここはちょっと改善しよう」という箇所が見つかります。

そこを重点的にやっていけば、すべてを終えたときには10割に達しています。そう、仕事が終わっています。

最初から10割を目指すのは悪くはありませんが、やや精度が落ちます。ダブリやモレ、さらに不十分なところが発生しがちです。

10割やってしまってから、その不十分なところが発覚しても、軌道修正が大変です。「ここを直せば、あそこも直さなくてはならなくなる」という二度手間,三度手間が発覚して、てんやわんやになります。

下手をすると、ゼロからやり直さなければならなくなります。それを考えると、8割までやるほうが精度も高いし、しかも早く終わります。

8割まで全力で取り組む――。仕事とは、そういうものです。

この8割主義を身につけるようになる祖、仕事のスピードがグーンと速くなります。なおかつクオリティーも高まります。こんな「一石二鳥」は、めったにないだけに、ぜひとも身につけたいものです。