2022.1.18.

共感から絆が生まれる、、、

「それ、すごくよく分かる」「私も同じ」「本当にそうですよね」……

人が誰かに共感するのは、その多くがマイナスのことです。「失敗した」とか「うまくいない」とか「苦手だ」と感じていることが誰かと同じであった場合、人はその相手にとても共感します。

共感するのに、付き合いのある/なしは関係ありません。極端なことを言うと、初対面でも失敗やうまくいかないこと、苦手が同じだと発覚した途端に、相手に共感します。共感が生まれると、両者の間にあった壁やバリアといったものが音を立てながら崩れていきます。

共感してもらえれば、相手との距離をゼロにすることができます。反対に、共感できなければ、相手との距離が1ミリも縮まることがありません。

この共感を利用して、相手との距離を一気に縮めたりゼロにしたりすると、人間関係がスムーズにいくようになります。人間関係が良好な人は、おしなべて共感力が高いと言ってもいいです。

もっとも、失敗やうまくいかないこと、苦手をなんでもかんでもオープンにすればいいというものでもありません。それらは、あくまでもネタ。そのネタ自体に共感したりされたりするのではないことは、十分に理解しておくべきです。

人が共感するのは、「頑張っているんだけど、(結果は)失敗した(うまくいない/苦手だ)」という事実です。頑張ってもいないのに、「失敗した」とか「うまくいない」とか「苦手だ」と言ったとしても、人は共感するものではありません。

「私はなんとか成功する(うまくいく/得意になる)ように頑張っているけど、この人は違うんだ」と、逆に違和感を覚えます。「この人とは合わない」と、壁やバリアが崩れることなくそのまま。その意味では、「失敗(うまくいない/苦手)を克服するべく頑張っている」その姿勢や態度に共感すると言ったほうがリアルです。

こうして共感すると、相手とは一種の「戦友」になります。同じ課題を克服すべく頑張っている者同士の絆が、生まれます。

この絆は、両者が課題を克服したあとも切れることはありません。失敗(うまくいない/苦手)に立ち向かった者にしか分からない感覚を共有しているので、どんなに時間が経ったり離れ離れになったりしたとしても、強く結ばれたままです。

(朝の独り言☆)
皆さん、食事の時のナフキンの扱い方を知っていますか。食後にナフキンを丁寧にたたむ方、そうでなく ただ置く方もいると思います。僕は食事など マナーに関する本も読みますが、日本人は几帳面の性格からか、ナフキンを丁寧にたたむ方が多いそうです。そこで何が正しいのか… 食後はナフキンを綺麗にたたんでテーブルに置くことのないようにすること が正しいです。綺麗にたたむことは「この食事の時間をなかったことにしたい」つまり 料理やサービスが気に入らなかったという強い意思表示につながります。 『簡単にたたんでテーブルの左側へ置く』ことがスマートなマナーです。 端と端をずらしておくと良いでしょう。
是非、さりげないエレガントなマナーとして知っておいて下さい。