いろいろな言い方はできますが、人類の歴史とは、前例を破ってきたことの積み重ねです。
誰もやっていないこと、誰もできそうもないことをクリアしてきたから、進化を遂げてきたと言っても過言ではありません。
「前例がない」と言われて行動をためらっていたら、今日のような高度に発展した社会を築くことはできません。果敢にも前例を破った人がたくさんいたからこそ、快適な生活を享受することができます。
私たちは、その人たちの勇気に感謝しなければなりません。
その意味では、前例は破るためにあります。また前例も、破ってくれる人が現れるのを待っています。
あなたが新しいことをやろうとしたとき、上司や仲間、家族から「前例がないからダメだ」と否定されることがあるかもしれません。このとき「やっぱりムリか」とスゴスゴと引き下がるようなら、「前例がない」状態が続きます。
あなたもそして周りも、何も変わりません。むしろなんの行動も起こさずに、自分自身を退化させることにもなります。
反対に、「やってみないと分からない」と、1人で突っ走ったとしても、うまくいくかどうかは本当のところは分かりません。うまくいくこともあるし、失敗で終わることも十分に考えられます。
それでもやってみないと分からないのも事実です。前例とは、あくまでも過去の話です。
前例がないのは、「過去にうまくいったことがない」だけのことで、それがこれからの行動を否定する理由にはなりません。
時代や環境が変わったり、やる人が変わったりすれば、もしかしたらうまくいく可能性をはらんでいます。「前例がない」と却下する人は、過去に生きている人です。
前例がないのは、ある意味では、チャンスです。あなた自身が前例になる可能性があるということですから……。
周囲の反対を押し切ってやる以上は、ありとあらゆる可能性を模索して、トコトン行動するべきです。非難されたり嘲笑されたりすることもありますが、それに怯んではいられません。
前例は、破るためにあります。それができるのは、大きく1歩を踏み出したあなたを置いてほかにはいません。
(朝の独り言☆)
術後の消毒に患者さんが来院しましたが、皆さん痛みなく順調です。今回は、7月に公開される最新のインプラントを先行使用しましたが、本当に素晴らしいです。7月公開され、多くの先生に使って頂けるのが楽しみです。