2020.9.21.

問題解決の前とあとで、人は変わる、、、

問題というものは、いつどこでどんなふうに起こるのか予測しがたいところがあります。誰がその引き金を引くのかも、定かではありません。
その渦中にあるときは、誰もがとても苦しい思いをします。苦しいから「解決しなければいけない」と思いつつも、「私のせいではない」と逃げたくもなります。
ハッキリ言えることは、逃げている限り、一向に問題が解決しないこと。そんなことをしていれば、むしろ悪化する一方。追い詰められて、自分自身が困るだけです。
結局のところ、問題には積極的に立ち向かうしかありません。それが、「解決する唯一の方法」だと言い切れます。
解決するとしても、「1人でやらなければならない」と決めつけることもありません。誰かに協力してもらうのは、アリです。
最初から自力での解決を放棄するのは甘えですが、「自分の手に余る」と思ったら、躊躇なく誰かに声をかけること。
相手にしても、早めに言ってもらったほうが助かります。解決に向けた手間と時間を少なくすることができるのですから……。
このとき矢面に立つのは、あくまでも当事者である自分自身。一緒に解決してくれる人に前面に出てもらうのは、論外。
それは、自ら解決に乗り出したとは言えず、陰でコソコソ動いているのと同じ。「卑怯」と言っても、言いすぎではないです。
自分自身が前面に出て解決するから、意味があります。またその経験をあとで活かすこともできます。
それは、一種の学習。問題解決という学習は、経験を自分のものとし、また今後、知識とスキルを身につける能力を強化してくれます。
問題解決の前とあとで何が一番違うかと言うと、「吸収力」です。知識・スキルを身につけるスピードと精度が大幅にアップします。
問題解決の経験がたくさんある人は、まるで乾いたスポンジのように知識・スキルを吸収します。そのスピードと精度に、自分自身がビックリするほどです。
一方、問題解決から逃げてしまう人は、経験そのものを放棄しています。知識・スキルを身につけるスピード・精度がアップすることもありません。
問題解決に積極的に取り組む人と、逃げてしまう人――。両者の差は、こんなところにキッチリ出てしまいます。