2020.2.2.

困難を歓迎する、、、

「艱難汝を玉にす」
好むと好まざるとにかかわらず、困難な状況は、人を成長させます。それは、否定できない事実です。

困難でなければ成長しない……。そういうことではありません。特に異常なことがない、日常生活においても、人は成長します。

基本的に、人はいつでもどこでもどんなときでも成長できます。それでも「困難な状況ほど確実に成長できる機会がない」から、そう言われるゆえんです。

なぜ困難な状況が人を成長させるのかと言うと、理由はいくられでも挙げられます。その中の1つをあえて言うと、自分の持っている力をすべて出そうとするから。

困難状況とは、自分自身の現在の実力では太刀打ちできないものです。もし太刀打ちできるなら、それはもはや困難ではありません。

切り抜けるには、持っている力すべてを出して立ち向かっていきます。

「逃げる」という選択もありますが、それは一時的に避難しているだけ。

一時的に切り抜けられたとても、遅かれ早かれ困難な状況に再び直面します。そのときは自力で立ち向かうしか、切り抜ける方法はありません。

結局のところ、解決の選択肢は、自分自身が積極的に立ち向かっていくだけです。

そうであれば、持っている力すべてを出して、サッサと切り抜けるほうが得策です。

そのほうが確実に解決できるし、また早く成長できます。

今の自分の実力では太刀打ちできないからと言って、解決できないわけではありません。立ち向かう前は、確かに「困難>自分の実力」です。

「ちょっと厳しいかな」と思いつつも、持っている力すべてを出して立ち向かっていくと、最初はなす術もないかもしれません。

そんな状態であっても、取り組んでいるうちに、持っている力が少しずつアップしていきます。

困難な状況に直面している、まさにそのときでも、人は成長します。

そうして少しずつでも成長していくと、たとえ時間がかかっても、困難な状況を切り抜けられるようになります。

困難<自分の実力。もはやそれは、困難と呼ぶのが難しくなっています。

困難に挑むから、人は成長します。困難を歓迎できる人間でありたいものです。