結果は1日にして成らず――。これは、どんなことにも、またいつの時代にも共通して言えることです。
結果は「出ない」より「出る」に越したことはありません。また「出てほしい」ものです。
どんなに「出したい」と思っても、そうカンタンにいくものでもありません。結果を「出したい」と思えば思うほど、むしろうまくいかなくなります。
結局のところ、結果を出そうと思えば、地味に地道にコツコツやっていくしかありません。それが、結果を出す最も確実な方法です。
どれくらいの時間がかかるかは、「神のみぞ知る」です。1カ月ということもあるし、1年かかることもあるかもしれません。場合によっては、10年かかることもあり得ます。
それ相応の時間はかかるから、1日でなんとかなるものではありません。やはり毎日、地味に地道にコツコツやるしかないのです。
このことは逆から見れば、大いに喜ばしいことです。こう言っても、あなたはピンと来ないかもしれませんが……。
「結果がすぐに出ない」と知ると、多くの人はやる気をなくしてしまいます。すぐに結果が「出てほしい」から、地味に地道にコツコツやることに耐え切れずにやめてしまいます。
最初はやる気に燃えていても、なかなか結果が出ないから、シビレを切らします。「面白くない」「向いていない」「やるだけムダ」と、勝手に理由をつけて、あっさり放り出します。
こういう人は意外に多くて、あなたの身近にも少なからずいるはずです。あるいは、あなたもその1人かもしれません。
すぐに結果が出ないから、同じことをやっていても、1人、2人と抜けていって、気づいたら自分1人だけ。そういうことが、「なきにしもあらず」です。
競合もいないから、自分だけが「ブルー・オーシャン」にたどり着けます。「結果は1日にして成らず」を知っていて、なおかつ地味に地道にコツコツやっている人には、得てしてそういうことが起こり得ます。