2021.1.2.

地球上の問題を解決に導く行動をする、、、

果てしなく広がる宇宙の中で、「地球ほど問題を抱えている惑星はほかにない」と言ったとしても、決して大げさではありません。
冒頭からこんなことを言うと、「なんの話ですか?」と、けげんな表情をする人がたくさんいそうです。
分かりやすい例を言うと、温暖化。
それに伴う自然災害の増加や生態系の破壊。さらには、貧富の拡大や人権抑圧。局地的な紛争やテロリズム。テクノロジーやAIの発達がもたらす労働の解放と、その副作用的な雇用不安……。
こうして挙げていけば、キリがありません。現代ほど「多種多様な問題が一度に噴出した時代はほかにない」のは、どうやら事実です。
そうした問題は、たった1人の人間が行動したからと言って、すぐに解決できるものでもありません。
1人が成し得ることは微力であり無力ですが、「私にできることなんてない」「私には関係ない」「何かしたところで何も変わらない」と、あきらめたり無関心を決め込んだりニヒルを気どっていたりするのは、よくないことです。またあまりにも無責任。
1人でやることに限界があるとしても、決してムダとは言えません。蝶の羽ばたきが遠くの地域で台風を起こすという「バタフライ効果」は、大いにあり得ることです。
たった1人でも問題を解決するための行動を始めれば、それに賛同したり共鳴したりした人が続いていって、やがて大きな力になり得ます。
地球に住むすべての人が同じ行動をするようになれば、難しい問題を解決に導いていくのは可能です。
もし「私がやったところで何も変わらない」と思っているとすれば、自分自身の力を過小評価しています。1人の人間の行動力は、蝶の羽ばたきよりもずっとずっと強いものです。
あなたが地球上の問題を解決するための行動をすることがすべての人々が賛同し共鳴するムーブメントにつながると言ったら、非現実的すぎるでしょうか。決してそんなことはないはずです。
「何ができるか」と考える時代は、とっくに終わっています。「できることを1つでもいいからやっていく」ことが、1人1人に求められています。
地球上のさまざまな問題の解決につながる行動をたった1つでもいいから、やっていく――。
これは、地球に住むすべての人に課せられた宿題です。「1つでいい」と言われたら、あなたはどんなことをしていくでしょうか