2019.10.4.

学びを手段にしない、、、

学びというものは、それ自体に意味があります。また目的でもあります。

何かを得るため、あるいは何者かになるために学ぶ……。このように考えて、学びをしている人がいます。
おそらく多くの人が、そうとらえています。もしかしたら、あなたもその1人かもしれません。

これは、学びを「手段」にしています。それがいいことかと言えば、「否」です。オススメできることではありません。

なぜなら期限つきだから……。何かを得たら、もしくは何者かになったら、その学びをキッパリとやめてしまいます。別の何かを得るため、ほかの何者かになるために、新しい学びをします。

こうして次々と新しい学びをしていきますが、おいしいところをつまみ食いするだけで終わりがちです。結局のところ、学びが深まっていきません。残念な学びをしています

学びとは、それ自体が目的。それをすることで何かを得るとか、何者かになるものではあり得ません。

始めたら、トコトン深めていくーー。そういうものです。極端なことを言えば、何も得られなくてもかまいません。あくまでも学ぶことが、目的ですから……。

もっとも、学びは、一生懸命やる人を見捨てることはしません。そういう人には、「成長」という目に見えない報酬を与えてくれます。

この成長を得たとき、学びそれ自体を目的とするようになります。あなたにも、そうなってもらいたいものです。