2018.3.28.

学んだことを咀嚼する、、、

学んだことを咀嚼する、、、

 誰もが、自分なりの「ものさし」を持っています。目の前で起こっていることや、これから起こるかもしれないことに対しては、その自分なりのものさしをもとに、どうすべきか、何をするか、やるかやらないかを判断していきます。

そのものさしは、あくまでも自分自身がつくったものです。親や学校の先生から一方的に与えられたわけではありません。社会に出たとしても、上司が「ハイ、これを使いなさい」と渡してくれたわけでもないです。

誰もが成長するにつれて、学んだりアタマでしっかり考えたりして、自分でものさしをつくっていきます。

いつごろからつくり始めるのかは、1人1人異なります。親や先生、あるいは上司から教えられたり指導されたりすることはあっても、最後は自分流にカスタムメイドしていきます。

ものさしとは、学びの理解度と実践度です。ある意味では、「ものさし=自分自身」と言っても、過言ではありません。

基本的に1人につき1つ。複数持っている人はいないわけではないですが、並行して使うのは難しいので、いつの間にか1つに収斂していきます。

そのものさしをもってして、いろいろなことを判断していきます。

自分なりのものさしをもとにして判断していけば、人生の選択において間違うことはまずありません(それは、ソントクの判断とは異なります)。

時間がかかることはあっても、自分の進みたい方向へ向かうことができます。

なかには、せっかく持っているのに、使いこなせない人がいます。それは、その人のものさしの目盛りが合っていないからです。

 学んでいるうちに、「この人の言っていることはスゴイ」「この人はさすがだ」と、いろいろな人の影響を受けてしまうと、目盛りが一定になりません。たくさん学んでいる割には、消化不良になってしまっています。

残念ながら、目盛りが少しずつズレてしまって、使いものになりません。本人がそのことに気がついていないので、その自分流のものさしを使っても、適切な判断ができずに、自分の進みたい方向へたどり着けずに終わってしまいます。

学んで咀嚼して、自分のものにしていく――。そうして初めて自分なりのものさしができます。学ぶだけでは、使いものにならないものさしができるだけです。

(朝の独り言⭐️
今日の午後からは、保険改正による厚生省の講習会でした。色々と改正されますが、しっかり対応したく思います!