「もうムリかもしれない」「なんかダメっぽい」「これでは厳しいな」……
何かをやろうとしても、なかなか順風満帆とはいかないものです。想定外の事態が起きて、苦戦を強いられることは、大いにあり得ます。
「やるかやめるか」「続けるか続けないか」……
その判断をするのは、自分自身。人任せにはできないし、してはならないことです。
たとえ状況が厳しくても、「ムリ 」「ダメ」「厳しい」と決めているのは、あくまでも自分です。とは言え、本当にそうなのかと言うと、ちょっと違います。
どんなに状況が厳しく、崖っぷちに立たされているとしても、まだすべてが終わったわけではありません。確率は低いながらも、盛り返す可能性は残されています。
なぜ「ムリ」「ダメ」「厳しい」と思ってしまうのかと言うと、２つの理由が考えられます。そのどちらか、あるいは両方の理由によって、あなたはやっていることを終わらせようとしています。
１つは、もう頑張りたくないから。あなた自身は「もう十分頑張った」と思っているから、撤退したがっていますが、まだ余力は残っています。
まだ頑張れるのに、「ムリ 」「ダメ」「厳しい」と判断するのは、一種の逃げの心理です。
もう１つは、頑張ったにもかかわらず、結果が出ないとイヤだから。自分としてはこの状態から「盛り返したい」とは思っていても、頑張ったのに、うまくいかないで終わると、精神面、肉体面の両方にダメージが残ってしまいます。
あなたはそのことを懸念しています。そこから「ダメージが少ないうちに撤退したほうがいい」という判断につながっていきますが、これも逃げの心理です。
ダメージを受けない方法もあるし、すぐに回復するかもしれないのですから……。
１つ言えることは、たとえ崖っぷちに立たされたても、頑張らない限り、結果が出ないことです。確かに頑張っても結果が出るとは限らないですが、そのとき何も得られないのかと言うと、そんなことはありません。
崖っぷちから盛り返そうとするにあたって、精神面肉体面の両方が強くなっています。
それは目の前の結果にはつながらなくても、いつかきっと実を結ぶときがきます。そのときのために、今、頑張ってやるのです。
どんな状況に置かれたとしても、カンタンに「ムリ」「ダメ」「厳しい」と判断するのは、早計です。
