「あれっ、何をしようとしていたんだっけ？」
急いで飛び出したものの、肝心の「何をやるか」を忘れてしまった。あるいは「どうやってやるか」を考えずに、ただ飛び出してしまった……。
こういう「サザエさん」のような、そそっかしい人は、どこにでもいます。もしかしたら、あなたもその１人かもしれません。
そそっかしい人は、慌てん坊。それは、否定しようがありません。
あと先考えない……。と言うより、「今」しか考えていません。
そそっかしい人は、すぐやる人。また行動力のある人です。
ある意味では、今この瞬間を全力で生きています。起こったことも、これからやろうとしていることも、眼中にナシ。
今のことしかアタマにないし、それ以外は考えられない……。そういう人が、そそっかしい人です。
今この瞬間を疎かにしている人が多い中で、こういう人は貴重です。これからも「そそっかしい」ところを失わないでもらいたいものです。
これは、イヤミではありません。また皮肉でもないです。
この人にアドバイスすることがあるとしたら、ただ１つ。それは、「常に自分自身に問いかける」こと。
すぐにやるのは、いいことです。すぐやる人が少ないのですから、アドバンテージになります。
とは言え、何をやろうとするのか、どうやってやるのかを疎かにしがちなのも事実。行動力が旺盛すぎるので、肝心なことをあと回しにしています。
何をやるか、どうやってやるかを忘れてしまったら、自分自身に問いかけます。
「何をやるの？」「どうやってやるの？」というふうに。
「あれっ？」と不思議な気持ちになったら、とにかく「何をやる？」「どうやってやる？」というように、すぐに自分自身に問いかけていきます。
最初はいい答えが出て来なくても、繰り返すうちに「これをやればいいんだ」と、ハッキリ認識します。
「何をやる」「どうやる」が明確になったら、そのまま突き進みます。この猪突猛進さは、そそっかしい人だけが持つアドバンテージ。そそっかしいとは、猪突猛進のこと。
そそっかしい人に「よく考えてから行動しろ」と言うのは、禁句。そんなことをしたら、持ち前の行動力が消えてしまいますから……。
あなたは今日、自分自身に問いかけましたか。「何をやる」「どうやる」をハッキリ認識しましたか？
