生きている限り、大小を問わず、誰にも悩みはつきまといます。その悩みは、人それぞれ。場合によっては、2つも3つも悩みを抱えている人もいます。
「売り上げが上がらない」「彼/彼女とケンカした」「子どもが勉強しない」……
自分に関することもあれば、自分以外のこともあります。どちらもすぐになんとかなるものではないので、悩みは深くなる一方です。
「どうしたらいいのだろうか?」
途方に暮れる人もいるに違いありません。なんとかしたいのに、できないでいるから、「無力感」さえ覚えます。
似たような悩みを抱えている人にうまくいったアドバイスを、今まさに悩んでいる人にしたとしても、それが奏功するかどうかは分かりません。悩みの解決法は、1つ1つ違います。
その意味では、残念ながら、特効薬はありません。1つ1つの悩みに対して、真摯に向き合っていくことが、解決への真摯なアプローチです。
こう言うと、「もっと具体的なアドバイスはないんですか?」と食い下がる人もいそうです。解決策を「これです」と提示することはできませんが、きっかけを与えることくらいはできます。
悩みを解決するきっかけになるもの――。それは、寝てしまうこと。
悩みを抱えていたら、「どうしたらいいだろうか?」「何をすべきだろうか?」とあれこれ考えがちです。考えるのは悪いことではないですが、何時間も続けても、効果はありません。
思考の堂々巡りになるか、よからぬことを考えてしまうかのどちらか。そんなことになるくらいなら、「考えるのはやめだ」と決めて、ベッドに入って寝てしまいます。
そうしてひと晩寝たあと、意外とアタマがスッキリしています。寝ている間に思考が整理されて、「こうすればいいんだ!」という妙案が見つかるものです。
悩んでいるうちは、なかなか答えが見つからないもの。幸か不幸か、そこから離れたときに、見つかるものです。
その1つが、「寝ている」とき。悩んでも解決策が見いだせないとき、あなたもそれを実行してみるのがいいかもしれません。