2019.2.12.

最高潮にピークを持っていく、、、

アスリートは、試合のまさに当日に心技体における、自分のピークが来るようにコンディション調整をしています。試合当日に100%以上の状態でなければ、結果を出すことができません。その意味では、失敗すら許されない過酷で厳しい世界に生きています。

1年とか3年とか前からその日にすべての照準を合わせているのですから、自分のピークが1週間前、反対に1週間後とかに来るようでは、泣くに泣けません。もっとも、自分よりもさらに高い次元にピークを持っていった人がいれば、その相手に敗れることになります。

相手のコンディションなどまったく関与することができないのですから、結局のところ、できることは大事な日に合わせて、自分のピークに持っていくこと。

それで結果が出なかったとしたら、「今回は縁がなかった」と自分に言い聞かせるしかありません。次回にもっと高い次元に自分のピークを持っていくようにするだけです。

ここまで厳しくなくても、ビジネスでも同じことは言えます。真価が問われるその日に、自分の持っているものをすべて出せるようでなければ、話になりません。

結果を出すためには、やはり心技体すべてが揃っている必要があります。ピークの目安は、心技体すべてにおいて自分自身の最高レベルにまで仕上げること。

その特効薬は、ありません。「すべてが決まる」という日が1カ月後だとしても、アスリートのようにそこから逆算してコンディションを整えることはかなり難しいです。経験がないのに、そういうことをやろうとすると、必ず失敗します。

それよりはもっと手軽にできて、かつ確実にピークに持っていく方法があります。それは、毎日、自分のピークを追求していくこと。

特別なことが「ある/なし」にかかわらず、その日の心技体におけるピークをどれだけ高められるかを考えて、それを具現化できるようなことを毎日欠かさずにやっていきます。

慣れないうちは「昨日のほうが今日より高い」「今日のほうが昨日よりずっといい」というように、バラつきがあるかもしれません。

それでも続けていくと、ピークの次元が一定化します。その次元も少しずつ上昇していきます。

気がつけば、大事な日に自分の心技体における最高潮のピークに持っていけるようなコンディション調整ができるようになっています。