2022.10.17.

未来をカタチにする、、、

「未来というのは、どこにあるのか?」

 もしそんな疑問を持ったとしたら、明確に答えることができます。それは、「この世のどこにもない」です。

こう言うと、「エッ、そんな……」とションボリしてしまう人がいるかもしれません。あまりにも身もフタもないので、こう言い換えることにします。

「未来は、想像の中にしかない」

 未来とは、あくまでも想像上の産物。「どこかにあるものではない」のは確かで、「こうなるといい」「こうなってほしい」という希望や願望をイメージしたものにすぎません。

「想像の中にしかない」ということは、いい未来、よくない未来のどちらにもなり得るということ。

もしかしたら想像していたよりもはるかに素晴らしいものになることもあれば、反対に、想像していたよりもはるかにひどいものなることも、「なきにしもあらず」です。

「こうなるといい」と想像しながらも、何もしないでいたら、いい未来になることはまずありません。むしろ想像した時点よりもはるかにひどい状況になっている可能性が大です。

それは、想像したものを具現化するために、なんの行動もしていなかったから。本人が努力を怠ったのですから、「いい未来になることなどない」とキッパリ言えます。

 逆に、「こうなるといい」と想像したことを実現させるために、日々コツコツたゆまずに努力していた人にとっては、何年かのちがよくない未来になっていることは「ない」と言っていいです。

想像していたとおりになっているか、もしかしたらそれ以上によくなっている可能性さえあり得ます。それは、想像の中にしかなかった未来を「現実にしよう」と行動した結果です。

「想像の中にしかない」という意味では、未来はこの世のどこにもありません。とは言え、その想像が現実になるように行動し努力した人にとって、いつかの時点でカタチにすることは不可能ではありません。そのとき初めて、未来が現実のものとして、この世に存在することになります。

 つまり、なんの行動も努力もしない人には、未来はナシ。これまで述べたとおりです。

カタチにすべく努力や行動をした人にとっては、何年かのちにひょっとしたら現実になっているかもしれません。ただし、その保証はナシ。

 どこにもない未来を現実にするかどうかは、すべて本人次第。努力や行動をした人には、もしかしたら姿を現してくれるかもしれない――。それが、未来です。

(朝の独り言)
来週末は、大阪でのランチ会です。久しぶりの大阪ですので 楽しみです。今回は、中村天風先生プログラムの全ての課題提出者限定になりますが、先週東京でもやり、やはりリアルに会えることの価値を感じました。
コロナの規制も緩和され、かなり人も動き始めましたし、どんどんリアルにお会いしたいと思います。