本音を言い合える間柄でなければ、人間関係は長続きしません。そうではない人間関係は、いっときはどんなに親密になったとしても、いつかは破綻してしまいます。
本音とは、自分自身の本当の気持ちです。それは、ポジティブなものもネガティブなものも両方あります。あるいは2つが混じり合った複雑なものもあるかもしれません。
そうした自分の気持ちを率直に言える。反対に、相手の気持ちをきちんと受け止められる。そういう関係は健全です。
また立場や年齢、性や国籍を超えて、誰が相手でもそういう関係をつくることはできます。
ただし、自分の本当の気持ちを言える間柄であっても、なんでも言っていいわけではあありません。相手を差別したり傷つけたりすることを言うのは、不謹慎です。
相手に都合のよくないことを言わなければならないときは、言い方を工夫します。自分の気持ちを包み隠すことなく、それでいて相手が受け入れやすい言葉を選んでいきます。
たとえば、相手の仕事のクオリティーが、自分の求めているものより低かったとき。世間的には十分な評価を得られるとしても、あなた自身が納得していなかったら、率直に伝えるべきです。
「『このクオリティーで十分』と思っているとしたら、君らしくないね。もっと高い次元を目指そうよ」
一時的には傷つくことはあるかもしれませんが、そのように言えば、相手はあなたが自分の仕事ぶりに納得していないことを理解します。
自分でも「これではダメだな」と思えばやり直しますし、あなたの言うことが不服なら徹底的に話し合おうとします。
それは、お互いに本音を言い合える関係だから成立します。
もし相手が傷つくことを怖れて、「これでも十分か」と、自分の気持ちを抑えていたら、表面上は両者の間に波風は立ちません。
しかしながら、それは、両者にとってマイナスの事態を招来します。
まず相手の成長の芽を摘んでしまいます。
同時に、あなた自身は、我慢することでストレスを抱えてしまいます。こういう不健全な関係は、破綻が目に見えています。
本音を言い合えるのは、相手との間に信頼関係がある証拠です。信頼しているからこそ、本音を話すことができます。
自分も相手も率直に本当の気持ちを言う。それは、お互いにプラスになります。
(朝の独り言☆)
今日は、あいはら友子さん、栗城さんとランチをしました。あいはらさんは、いつもパワフル!栗城さんは、穏やかです。楽しい時間でした!これから、池袋三省堂特設会場で、「欲望は男を変える」の出版講演です。19時からです。近くの方は、遊びに来て下さい。地下でチケット販売しています。