2017.5.20.

欠点を指摘する人は、善意の押し売りをしている、、、

「そこが、キミのよくないところだ」「これを直さないと、上には行けないぞ」「こういうところがダメなんだよ」……

他人の欠点は特にアラ探しをしなくても、目についてしまうものです。そうした欠点を見過ごすことなく、ビシバシ指摘する人がいます。

もしかしたら、あなたもその1人かもしれません。

欠点を指摘するのは、悪いことではありません。悪意があるからするのではなく、言うほうは「本人のためだ」と思っています。あくまでも善意の行動です。

もっとも、そう思っているのも、また本人だけです。言われたほうが「それは気づきませんでした。ありがとうございます」と感謝することは、まれです。

「そんなことは分かっているよ」と口に出さないまでも、相手はココロの中で反発しています。なかには、やる気をなくす人もいます。

素直にその指摘を受け取ることがないので、欠点は相変わらず直りません。

欠点を指摘する→反発する→欠点が直らない→また欠点を指摘する→反発する……

このように悪循環に陥っていきます。2人の関係も悪化していきます。「相手のため」にしたことが裏目に出て、結局、誰のためにもならなくなります。

悪いことをしているわけではないのに、相手から反発されるのには理由があります。それは、プラスアルファの行動が足りないからです。

欠点を指摘するのはいいですが、それで終わってしまっては、たんなる善意の押し売りです。

そう感じるから、相手が反発してしまいます。

言うほうがプラスアルファの行動をすれば、相手もきちんと受け取ってくれます。

たとえば、欠点を指摘すると同時に、改善策をアドバイスする。

あるいは欠点が直るまで、つきっきりで指導する。欠点を指摘したら、その倍以上、長所を指摘する……。

こうしたプラスアルファの行動をしていくと、欠点を指摘されても受け取るようになります。

アドバイスや指導に従うことで欠点が直れば、言ってくれたことに感謝するようになります。

目につくから、つい欠点を指摘したくなりますが、それでは善意の押し売りで終わります。

欠点を指摘するなら、それが直るまで相手の面倒を見る覚悟がなければなりません。そこまでする人だけが、相手の欠点を指摘するべきです。

(朝の独り言☆)
今日は、溝口スクールで講演をしました。久しぶりの溝口先生、川越社長とのランチは、とても楽しい時間です。その後も打ち合わせでした。ボクシング、村田選手が負けたのは、凄く残念でした。