2020.12.21.

毎日やるほうが苦痛でなくなる、、、

ジョギングを1日も欠かさない。毎朝、家の前を掃除する。どんなに忙しくても寝る前には本を読む……。
毎日「やる」と決めたことを忘れずに実行する――。そういう人を見ると、「スゴイですね」「精が出ますね」「私にはできませんよ」と、率直に口にする人がいます。もしかしたら、あなたもその1人かもしれません。
ジョギングであれ、掃除であれ、読書であれ、毎日必ず実行するのは大変そうで、苦痛に見えます。続けられるのは、よほど意志が強い人だと思いがちです。
これは、はなはだしい誤解です。むしろ「続けるのはラク」だとさえ言えます。
「そんなことはありませんよ。毎日やるのは、ものすごく大変です。私なんてとてもではないですが、毎日やるなんてムリです」……
あなた自身がムリかどうかは別として、決めたことを毎日やるのに特別なスキルを必要としません。
決めた時間にやるといった、続けるための工夫はいくつかありますが、やっている本人は「スゴイ」とも「精が出る」とも「あなたにはできない」とも思っていません。
「誰にでもできることをやっている」……
そう思っているから、感心されること自体にピンと来ません。口には出さないものの、「この人はおかしなことを言っている」と、内心では見ています。
決めたことを毎日やるのは、本人にとって自然なこと。誰かに言われたことではなく、「やろう」と決めて365日やっているにすぎません。あくまでも自主的な行動です(誰かから「やりなさい」と言われたことは、続かないものです)。
気分が乗らない。急用が入った。二日酔いになった……。たとえやりたくない事情があったとしても、結局はきちんと実行します。やらないと、自分自身がソワソワして落ち着かなくなります。
続く理由をあえて言えば、「やらないと苦痛」だからです。本人にとっては、やらないでいるほうが、気持ち悪くなってしまうほど。時間を短縮したり、回数を減らしたりしてでも、「やる」と決めたことはきっちりやっていきます。
やると、自分自身がラクになる――。身に沁みて分かっているから、どんな事情があっても決めたことを必ずやります。それ以上の、またそれ以下の理由はありません。