自分が所属している組織や関係するグループが大きな問題を抱えてしまったとき。少なくともその中の誰かが問題に向き合い、解決しなければなりません。解決しようとしなければ、その組織やグループが崩壊してしまいます。
当たり前ですが、問題が大きければ大きいほど、解決するのが難しくなります。おそらくあまりの困難さにたじろぎ、われ先に逃げ出したり、ほかの誰かに押しつけたりする人がたくさん出てきます。
それは、世の常です。そういう人たちを「卑怯」とか「ズルイ」と言っても、何も始まりません。そんなヒマがあるくらいなら、一刻でも早く問題解決に取り組むべきです。
自分が当事者でもないのに、組織やグループのために仕方なく問題解決に取り組まざるを得ないことがあります。そういう人は、「火中の栗を拾う人」と言われます。もしかしたら、あなたもその1人かもしれません。
火中の栗を拾うのは、悪いことではないですが、リスクが大きすぎます。無傷で済む可能性は、限りなくゼロに近いので、問題を解決しても当事者ではない人が得る直接的なメリットは多くありません。
最悪の場合、タダ働きで終わってしまうことも「なきにしもあらず」です。やっかいで大きな問題を解決したのになんのご褒美もなければ、骨折り損です。もっとも、あなた自身は問題解決能力を身につけたというプラスもありますが……。
誰かがやらなければならないのなら、あなたがやるしかありません。それを自分の使命とか課題だととらえて……。一刻の猶予も許されない状態ですから、腹をくくって問題解決に乗り出していきます。
もっとも、タダ働きで終わらないためには、「この問題を解決したら、提案したことを了承してもらう」という交換条件を持ち出します。それは、決して卑怯とかズルイことではありません。一種のバーターです。
しっかりリスクをとるのですから、それくらいの要望を言ったとしても、罰は当たりません。
その条件を提示したうえで問題解決をしたら、あなたの評価はうなぎ登りです。組織やグループのヒーロー/ヒロイン的存在です。またあなた自身は、問題解決能力と提案の一挙両得を得ることになります。
(朝の独り言)
毎日 暑い日が続きますが、皆さん体調管理は大丈夫でしょうか!最近は、大切な人が体調を崩したりしていますので心配です。健康あっての仕事でもあります。しっかり管理しましょう。
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