「やればやるほど赤字だ」「これをやっても、得るものはないよ」「やたらと手間ヒマだけかかる」……
一見したところ、「プラスになる」とは思えないことが、世の中にはたくさんあります。やることがマイナスばかりだとしたら、やはり食指は動きません。
やる側にとって、なんの利益にもならないもの……。それが、デメリット。
そうしたものを目の当たりにすると、敬遠してしまう人はたくさんいます。もしかしたら、あなたもその１人かもしれません。
確かに多くの人に忌み嫌われていますが、それは過剰反応です。よく見れば、いいところもたくさんあります。
そのことを知っている人は、デメリットを歓迎します。だからと言って、その人が「もの好き」ということもありません。
デメリットとは、そのまま何もしなければ、不利益になるものです。
そう、あくまでも「なんの工夫もしなければ」という条件つきです。
もしこちらが創意工夫や改善改良していけば、たちまちそれはメリットに変わります。
メリットに変わり得るもの――。それが、デメリットです。あなたがデメリットにしか見えないことをやらざるを得ないとしたら、実は大きな「チャンス」を手にしています。
自分次第で無限のメリットに変わるのですから……。
もちろん、何もしないで勝手にメリットに変わってくれることはありません。何をどのようにすればいいのかは、自分自身が考えること。ここは、腕の見せどころです。
カンタンにいかないのは、覚悟しておくべきです。誰もができるのであれば、もはやデメリットでなくなっていますから、多くの人がこぞって手に入れようとします。
目の前にあるデメリットをメリットに変えられるのは、あなただけです。どれくらいの時間と手間がかかるかは分かりませんが、やってみる価値はあります。
幸いに、メリットに変えることができたら、あなたは「宝の山」を手にしたようなものです。
それを享受できるのも、またあなただけ。そのとき「デメリットには、無限の可能性が秘めている」ことに気づくはずです。
あなたは今日、デメリットばかりのことに対処しましたか。それをメリットに変えることができましたか？
